
故障や不具合発生時の設備のダウンタイムについてのお悩みですね。「原因が分からない」「発生箇所を特定できない」といったケースでは、実際にアフターサービススタッフが現地で確認するまで生産を止めて待つしかなく、生産性の低下につながってしまいます。今回は、そうしたトラブル発生時の初動対応のタイムロスを短縮し、生産停止時間を最小限に抑えるためのサービスをご紹介します。
故障で生産停止してしまった!トラブル発生時の「初動対応」を短縮できるかがカギ
アフターサービスのもっとも大きな課題は、設備のダウンタイムの短縮、そして生産停止時間の短縮です。
一般的なアフターサービスの流れでは、故障発生後に連絡を受けたオペレーターが、故障した製品の情報や故障発生の状況、症状などの詳細をヒアリングし、必要に応じてサービススタッフを派遣、または故障した製品をお預かりして修理などの対応を判断します。
その間生産はストップしていますが、ヒアリングの段階で状況の詳細が分かれば、その後のサービススタッフの復旧作業がスムーズになったり、お客様ご自身での対応で解決したりすることもあります。しかし状況が分からなければサービススタッフが現地で実際に確認してから対応を判断する必要があり、その分設備のダウンタイムは長くなってしまいます。
このように、万が一故障が発生した場合でも、まずはトラブルの状況確認をする「初動対応」にかかる時間を短縮することが、設備ダウンタイムの短縮のカギとなります。
状況確認が難しい場合にはどうすれば?スマートフォンを使ってリモートで復旧をサポート!
こうした課題に対し安川電機では、当社のロボットをご使用の方向けに、スマートフォンを使用しYASKAWAコンタクトセンタがお客様の初動対応を遠隔でアシストする「リモートによる復旧サポートサービス」を提供しています。
故障発生時、YASKAWA コンタクトセンタが直接リアルタイムでお客様の状況を確認し、故障原因の調査・故障復旧のサポートを行います。当社提供の専用スマホにて現場映像を共有する遠隔サポートサービスです。
例えば、お客様でトラブルの状況確認が難しく、電話で正確に情報を伝えることが困難な場合でも、コンタクトセンタから現地の状況をリモートで確認します。
お客様がスマートフォンで映した映像は、そのままコンタクトセンタのパソコンに映し出されます。
コンタクトセンタのオペレーターは、お客様に音声通話で確認ポイントをアドバイスしたり、お互いにポインタを示してどこを見ているか確認したりすることで、初動対応にかかる時間を短縮でき、トラブルを早期に解決します。
設備ダウンタイム短縮に役立つ!リモートによる復旧サポートサービスを利用するには?
ご紹介したスマートフォンによるリモート復旧サポートサービスは、リモート保守サービスの「コネクトサービス」や、ロボットのエキスパートによる故障復旧サポートサービス「MOTOMAN年間保全サービス」にご加入いただいたお客様向けのオプションサービスです。
基本のサービス内容に追加していただくことで、より安全・安心してロボットをご利用いただけます。新規ご購入時、または現在ご使用中のロボットもご加入できます。
「コネクトサービス」「MOTOMAN年間保全サービス」」の詳細や、お申込みからサービス利用までの流れについては、アフターサービスのページで分かりやすくご紹介しています。ぜひ以下のリンクからご覧ください。
■常時アクセスで安心の保守・保全サポート「コネクトサービス」
■ロボットのエキスパートによる故障復旧サポートサービス
「MOTOMAN年間保全サービス」
安川電機はお客様に安全と安心をお届けするため、安川電機では、製品の導入時から故障復旧、点検・診断などの予防保全、更新・改造まで、お客様設備のライフサイクルにあわせて最適にサポートいたします。アフターサービスのページでは、様々なシーンでのご希望やお困りごとにお応えするサービスをご紹介しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

解説のポイント
- トラブルの状況を確認する「初動対応」にかかる時間を短縮できるかが、故障による設備ダウンタイムを短縮するカギ。
- 状況確認が困難で、原因や発生箇所が分からない・電話で説明しづらい場合には、スマートフォンを使ったリモートによる復旧サポートサービスが便利。
- YASKAWA コンタクトセンタが直接リアルタイムでお客様の状況を確認し、初動対応ロスを短縮。トラブルの早期解決に。