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売電から自家消費へ!
パワーコンディショナ選びの外せないポイント

2020.1.15

豆大福先生への質問豆大福先生への質問

自家消費のための太陽光発電に注目が集まっています。
パワーコンディショナ(パワコン)の選定ポイントは?

再生可能エネルギーをめぐる動きでは、発電した電気を電力会社がすべて買い取る固定価格買取制度(以下、FITという)を活用した売電から、自家消費へとシフトしています。背景や自家消費のメリット、パワコン選定のポイントについて解説しましょう。


自家消費型太陽光発電とは?

「自家消費型太陽光発電」とは、発電した電気を電力会社に売電せず、すべて自分たちで消費する太陽光発電を指します。
2012年にFITが導入されてからは、発電した電気を売電することで利益を得る「投資型太陽光発電」が増加してきましたが、近年ではFITによる売電を前提としない「自家消費型」に移行しつつあり、工場などの事業施設で自家消費型太陽光発電システムを導入する事例が増えています。2018年に資源エネルギー庁が発表した「第5次エネルギー基本計画」でも「再生可能エネルギー主力電源化」を実現するための方策の1つとして「自家消費の推進」が盛り込まれるなど、注目度が増しています。このように売電から自家消費へと時代が変化し始めています。

自家消費型太陽光発電イメージ

なぜ売電から自家消費へとシフト?

自家消費型太陽光発電が注目され導入事例が増えている背景としては、
 ①売電価格の低下
 ②FIT制度の廃止検討
 ③電気料金単価の高騰
-などがあります。

FITはもともと再生可能エネルギーの普及を目的としたものでしたが、現在ではその役割を果たしつつあること、設置費用が低下していることなどから、売電単価は年々下がってきています。
10kW以上の太陽光発電設備においては制度導入時には40円/kW(税抜)と高額な売電単価からスタートしたものの、2019年度には14円/kWh(税抜)とついに産業用電気代を下回る価格レベルとなりました。(下図参照)
さらに現在ではFITを廃止する動きも見せており、次なるステージへと進みつつあります。
一方、電気料金においては、原油価格の下落などによりいったん落ち着きを見せた電気料金ですがここ数年は上昇傾向にあります。再エネ賦課金の負担増や燃料費の高騰、原子力発電の廃炉費用の負担など、電力会社から購入する電力は常に価格が変動するリスクを伴っており、今後も値上りしていく可能性が十分に考えられます。
よって、新規に太陽光発電システム運営を始める場合、自家消費システムはFITを活用して売電するより経済的メリットが大きくなることもあり、盛り上がりを見せています。

自家消費グラフ
出典:資源エネルギー庁

自家消費型太陽光発電は国が後押ししているため、節税や優遇措置はもちろん、工場立地法の環境施設として扱われるメリットもあり、多くの工場が検討を進めています。また、企業の社会的責任(CSR)が強く求められるグローバル企業を中心に、事業で使う電力すべてを再生可能エネルギーで賄うことを目指す「RE100」運動への加盟も増えています。RE100は2014年にイギリスの非政府組織(NGO)の主導で発足し、2019年12月時点で200を超える企業が参加。温室効果ガス削減の新たな機運になりつつあります。
さらに蓄電池との併用により災害時でも電源の確保が可能となるため、最低限の工場設備の稼動ができます。災害時の指定避難所に認定されれば、地域貢献にもつながります。
このように、多くのメリットがある自家消費型太陽光発電システムを一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?

自家消費型に適したパワコン選び

では、自家消費型太陽光発電システムに最適なパワコンをご紹介しますね。
自家消費型を意識した際、当社の太陽光発電用パワーコンディショナEnewell-SOL P2シリーズが最適です。特長をご紹介しましょう。

Enewell-SOL P2シリーズ

  1. ①自立運転機能
    発電するエネルギーの100%を自らが使用する場合であっても、パワコンは電力の系統に接続します。その状態で停電が発生した場合、パワコンは安全上の理由から停止してしまいます。そこで役立つのが自立運転機能です。自立運転とは停電時などにパワコンから直接交流電力を引くことができる非常用電源機能です。安川電機のパワコンは標準でこの自立運転機能を搭載しています。P2 三相機種であれば三相200Vは約10kVA出力することができ、単相100Vも約3kVA (1kVA x 3口) 出力することが可能です。停電した場合でも、例えば携帯の充電をパワコンから直接行うこともできます。

    自立運転機能イメージ 自立運転時の出力
    自立運転機能イメージ

  2. ②簡単メンテナンス
    自家消費型太陽光発電システムはFITとは異なり、買い取り期間の制限がありません。よってFITのシステムと比較したとき、長期にわたり製品を利用していくことになります。長く製品を利用していく際に欠かせないのがメンテナンスです。
    空冷式となるパワコンは基本的にファンとフィルタが付いています。ファンは寿命部品となるため、交換が必要です。フィルタに関しても定期的な清掃が必要になります。
    安川電機パワコンはこれらのメンテナンスをユーザー側で簡単に行えるよう設計されています。ファンはコネクタを外すだけで簡単に脱着できるよう設計したことでユーザーはファン部品の購入のみで自らファンの取替えが行えます。フィルタも同様に簡単に脱着でき、清掃を楽に終えられるよう設計されています。

    簡単メンテナンス

    簡単メンテナンス

  3. ③静音設計
    工場や公共施設はもちろん、野立て設置でも人がいる場所へ機器を設置する際は実際の音以上に高周波(モスキート)音に気をつける必要があります。高周波は場合によって目眩や吐き気などの症状を引き起こす恐れがあり、年齢が低い人程聞こえる周波数帯が広く、影響を受けやすくなります。安川電機のパワコンはこの高周波音を人が聞こえない領域まで引き上げた設計を行っています。結果、設置場所を気にすることなくシステムの設計が可能です。

    静音設計イメージ

詳細や導入については、お気軽にお問い合わせくださいね。

解説のポイント

  1. 国の政策やコストメリットを背景に、太陽光発電は売電から自家消費にシフト
  2. CSR活動や温室効果ガス削減、災害時の電源、地域貢献の役割も
  3. 自家消費型太陽光発電には、自立運転機能付きがオススメ

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