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2018.01.11

高周波トランス絶縁方式でシステム簡素化とコストダウンを実現

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2017年4月に改正FIT法がスタートしたのを機に、太陽光発電システムに使う機器やコストの見直しを行った方は多いでしょう。そこで今回はコストやメンテナンス面に注目し、安川電機の三相絶縁型パワコン「Enewell-SOL P2H (9.9 kW 200 V級 三相絶縁型)」について特長をご紹介します。

「高周波トランス絶縁方式」でシステム簡素化&コストダウンを実現

電力会社の電源系統へ接続するパワコンの種類としては、「トランスレス方式」と「高周波トランス絶縁方式」があります。

トランスレス方式のパワコンは、安全に使用するために、パワコンの交流配線のうち、あらかじめ定められた相を接地する必要があり、電力会社の系統電源の接地相の状況によっては、外部に「絶縁トランス(変圧器)」を設け、接地をできるようにする必要があります。

一方、「Enewell-SOL P2H (9.9 kW 200 V級 三相絶縁型)」に採用されている高周波トランス絶縁方式はパワコンの交流配線のうち、あらかじめ定められた相を接地する必要がなく、外部に絶縁トランスを設置することなく、系統電源へそのまま接続することができます。

トランスレス方式に比べてシステムが簡素化され、システム全体でのコストダウンが実現できるのです。

また、トランスレス方式では接続が難しかった薄膜系(フィルムタイプ)とも接続ができ、流通している太陽電池には何でも対応可能です。

低圧連系の灯動共用三相四線電源へも絶縁トランスなしで接続できる

低圧連系(50kW未満)では、これまで単相パワコンでの電力系統への接続が多かったのですが、電力系統側のアンバランスもあり、三相パワコンで接続したいという要望が増えてきているようです。

一般的に三相パワコンを低圧連系で使用する場合、系統電源が中点接地されているため、外部に絶縁トランスを設置し、パワコンの交流配線のS相を接地する必要がありますが、Enewell-SOL P2Hなら外部の絶縁トランスの設置をすることなく、接続することができます。

パワコンの外部から一目でモニタリング

パワコンは電力の変換のほかに、発電システム全体の監視も行っています。太陽電池から交流出力まで異常がないか常に監視し、交流電圧を一定の範囲に維持するなど、交流電源の保護にも役立っているのです。

Enewell-SOL P2Hではパワコンの扉を閉じたまま前面の表示窓で運転状況を確認できるため、パワコンの状態を見たいときやメンテナンスのときにも一目でパワコンの状況が分かります。

パワコンにはいろいろな役割があるからこそ、頼りになる製品を選ぶことが大切です。Enewell-SOL P2Hは塩害地域(オプション)や-20°Cの寒冷地域にも設置でき、PID現象という太陽電池の出力低下に対する予防機能も搭載しています。

コストダウンでき、メンテナンスも簡単なEnewell-SOL P2H。さらに詳しい情報は、製品ページやカタログ、動画などでぜひご覧ください。

解説のポイント

  1. 「Enewell-SOL P2H」は低圧連系三相線(灯動共用三相四線式の電源)へ外部の絶縁トランスを設置することなく、接続可能。
  2. 外部の絶縁トランスを設置することなく接続できるため、システム全体でのコストカットにつながる。
  3. パワコンの外部から一目で発電状況や異常状態をモニタリングできる。メンテナンスが容易に。

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