当社製三相パワーコンディショナの低圧連系への対応について

- 2024/03/22
三相パワーコンディショナを低圧連系でご使用になる場合の注意点
1.絶縁トランス
三相パワーコンディショナについて、低圧連系するには、漏洩電流の発生を防止するため、以下のいずれかの対応が求められます。
-
- 三相パワーコンディショナの交流出力側に、絶縁トランスを設置する。
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- 高周波トランス内蔵型の三相パワーコンディショナを選定する。
2.単独運転検出(能動的方式)
三相パワーコンディショナについても、低圧連系における単独運転検出(能動)方式に関して、新型能動方式「ステップ注入付き周波数フィードバック方式」に事実上一本化される動きが強まっています。
また、同方式についても電圧フリッカ(※1)の問題が顕在化しており、その対策(※2)を搭載する必要性が高まっています。
- ※1
- 電圧フリッカとは、電圧が繰返し変化する事象です。これにより、照明がちらつくなどの影響が発生します。
- ※2
- 日本電機工業会でパワーコンディショナを対象とした対策が標準化されており、2023年時点での最新の対策は、「フリッカ対策STEP3.2」と呼ばれています。
当社対応方針
当社の現行製品における対応方針は、以下のとおりです。(2024年3月時点)
機種 |
絶縁トランス |
単独運転検出方式
(新型能動方式STEP3.2) |
備考 |
CEPT-P2HA29P9□
(絶縁型 200V級 9.9kW) |
対応済み
(内蔵) |
対応完了(※2) |
低圧連系向け製品 |
CEPT-P2AA2□□□□
(非絶縁型 200V級 9.9/10kW) |
非対応(※1) |
非対応 |
高圧連系向け製品 |
- ※ 1.
- 絶縁トランスを別途設置することで対応可能です。
- ※ 2.
- ソフトウェアバージョン:1540以降にて対応完了しております。
- 新型能動方式を有効にした場合、JET認証対象外の扱いとなる為、電力会社への系統連系申請にあたり、追加資料が必要となります。
- 詳しくはお取引の販売店へご確認ください。
その他の系統連系要件等への対応について
その他の系統連系要件等への対応については、以下をご参照ください。
製品に関するお問い合わせ
0120-502-495 (9:00〜12:00 13:00〜16:30)
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