近年、様々な分野でロボットを活用した自動化が進んでいますね。ロボットの導入を検討する際には、万が一ロボットにトラブルが発生した場合の対応も併せて考えておくことが重要です。特に、故障復旧費用は急な出費になりがちで、年間予算を立てづらいという課題があります。今回は、万が一の設備トラブルに備えられる、定額制の故障復旧サポートサービスをご紹介します。
万が一、ロボットが故障した場合に備えられていますか?
生産設備で使用しているロボットに異常や故障が発生すると、まずは原因調査を行い、部品交換などの対応が行われます。ロボットが復旧するまでの間は設備が停止され、生産がストップしてしまう可能性もあります。
生産停止は一大事です。設備トラブルを未然に防ぐことも重要ですが、万が一のトラブルに備えて、復旧に必要な「対応要員」「時間」「費用」について検討しておく必要があります。
故障復旧費用は急な出費になることが多い
故障復旧対応にあたる要員については、マンパワーや技術的な面からメーカーに依頼するケースも多く、メーカーに依頼することで早期復旧を見込むこともできます。
しかし、故障復旧費用については、依頼のたびに急な出費が発生するため、検討段階では予算を立てづらいという課題があります。
そうした課題に対し安川電機では、ロボットのメーカー無償保証期間が終了した後、万が一の故障にも安心して備えられる、定額プラン制の故障復旧サポートサービス「MOTOMAN年間保全サービス」をご提供しています。
予算管理が簡単に!定額プラン制の「MOTOMAN年間保全サービス」
MOTOMAN年間保全サービスは、ロボットのメーカ無償保証期間が終了した後も安心してお使いいただくための故障復旧サポートサービスです。ロボットを知り尽くした当社のエキスパートが直接対応するため、お客様ご自身での故障復旧が難しい場合にも早期復旧が可能。故障による生産停止期間を最小限に抑えられます。
契約期間中・契約範囲内の故障であれば、追加費用不要でご利用いただけます。故障復旧費用はその都度急な出費になりがちですが、MOTOMAN年間保全サービスは定額制のため、保全に関する予算の管理が容易になります。
新規ご購入時、または現在ご使用中のロボットもご加入できます。(1年ごとの契約更新)
ロボット部品の故障・交換にかかる費用シミュレーション
では、MOTOMAN年間保全サービスに加入し、ロボット部品の故障・交換が発生した場合の費用をシミュレーションしてみましょう。
この例では、契約なしの場合は障害発生のたびに約15万円が発生しますが、MOTOMAN年間保全サービスの基本契約+部品特約の契約期間中・契約範囲内の故障であれば、追加費用は不要になります。
万が一の事態でも、急な出費を心配することなく、安心して故障復旧サポートを受けられますね。
MOTOMAN年間保全サービスの補償プラン
お客さまのロボットの状態にあわせて、最適なプランをご提案します。まずはお気軽にお見積りをお申込みください。 ▶MOTOMAN年間保全サービス見積依頼フォームへ
■MOTOMAN年間保全サービスの補償プラン
▼画像をクリックすると拡大表示されます。
故障復旧時の技術料金補償を基本契約として、オプション契約として対象部品代をカバーする「部品特約」もご用意しています。さらに、リモートによる復旧サポートサービスもオプション契約でご提案しています。
基本契約のみの場合は、復旧処置で発生する部品代は有償となります。「部品特約」を追加いただくことで、より計画的な費用管理に役立ちます。
まずはお見積りを!
MOTOMAN年間保全サービスへのご加入方法
MOTOMAN年間保全サービスへのご加入には、最初にお見積りが必要です。
まずは見積依頼フォームから、お客さまのロボット稼働開始日や対象ロボット情報などについてお知らせください。その後、当社より最適なプランの御見積書をご提示いたします。
見積ご依頼時の必要事項・フォーム記入例
■ご契約社様情報
ご契約社様の情報をご入力ください。
■ロボット稼働開始日
ロボットの「製造年月日」をご入力ください。ロボットの製造年月日は、ロボット本体や減速機にあるネームプレートでご確認できます。
■部品特約のご希望
基本契約に追加して対象部品代をカバーします。部品ごとに希望有無をチェックしてください。
「制御盤」と「モータ」をおすすめしています。
■オプションサービス申込内容
オプションサービスのご希望有無をチェックしてください。専用スマホでリアルタイムに動画・映像を共有しながら、復旧をサポートするサービスを、オプションでつけられます。
■ロボット対象情報
見積を依頼したいロボットの機種名称にチェックを入れてください。複数の機種を選択できます。機種名称はロボットに付いているシール等でご確認できます。
安川電機では、製品の導入時から故障復旧、点検・診断などの予防保全、更新・改造まで、お客様設備のライフサイクルにあわせて最適にサポートいたします。アフターサービスのページでは、様々なシーンでのご希望やお困りごとにお応えするサービスをご紹介しています。ぜひご覧ください。
解説のポイント
- 万が一ロボットにトラブルが発生すると生産停止につながる恐れも。ロボットの導入段階から、復旧に必要な「対応要員」「時間」「費用」について検討しておくことが重要。
- 故障復旧費用は急な出費になりがちで、年間予算が立てづらいという課題がある。
- 安川電機では、定額プラン制の故障復旧サポートサービス「MOTOMAN年間保全サービス」を提供している。