“Σ-Vシリーズ”にオープンネットワークMECHATROLINK-III対応機種登場
- 2008/09/19
2007年4月の製品リリース以来、高性能、高機能、小形化により2000社以上のお客様からご注文をいただいているΣ-VにオープンネットワークMECHATROLINK-IIIを搭載した新製品をリリースします。
MECHATROLINK-IIIは、MECHATROLINK協会が2007年11月に開催されたシステムコントロールフェア2007(主催:社団法人 日本電機工業会)で初めて公開した最新の通信仕様です。ネットワークの高速化、フレキシビリティ化、またオープン化を特徴とし、産業用機械にもとめられる生産性向上、多品種少量生産、そして生産ラインに合わせた柔軟な対応を実現可能とします。
Σ-Vでお客様にご好評いただいている高性能・高機能・使いやすさの特長はそのままお使いいただけます。
規格につきましては、半導体・液晶製造装置への適用を考えてSEMI規格“F47”(AC200V入力タイプ)に対応しました。また、ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国でお使いいただけるように各種規格(CE規格、UL規格、RoHS規格、Safety規格)にも順次対応を進めていきます。
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1. 主な特長
(1)高速化ネットワークを搭載
モーション制御に必要なスレーブ間における完全同期制御、およびリアルタイム性、高速化という特長をもったMECHATROLINK-IIIを搭載しています。通信の物理層は実績のあるEthernetを使用しています。
- ・通信速度 100Mbps
- ・最小伝送周期 125µs
以上を可能にし、これまでの性能を大幅に向上させました。
(2)システム形態のフレキシビリティ向上
スレーブ接続可能局数とノード間距離を拡大し、より大規模なシステムへの適用も可能にしました。
また、スター型の接続形態も新たにサポートし、接続形態のフレキシビリティも向上させています。
(注:HUBは09年に発売予定)
最大スレーブ数増加と局間距離増加
MECHATROLINK-IIIのさまざまな接続形態
(3)“ダントツ性能”“かんたん立ち上げ”“優れた拡張性”
・ダントツ性能
- 業界最高レベルのサーボ応答性(速度周波数応答:1.6kHz)と高分解能エンコーダ:100万パルス/rev (20bitエンコーダ)を標準搭載。
- ・かんたん立ち上げ
つなげばすぐ動く“新調整レス機能”、マシンの動きを自動的に最適調整する“新アドバンストオートチューニング機能”、たったひとつのパラメータ調整だけでマシンの性能を極限まで引き出す“新ワンパラメータチューニング機能”(従来品比:調整作業時間1/10)を搭載。
- ・優れた拡張性
小容量から中容量までミドルイナーシャ(中慣性)とローイナーシャ(低慣性)のモータを品揃え。
従来機種のダイレクトドライブモータ、リニアモータとの接続も可能。
また、国内業界初めてとなるセーフティ規格を取得し、機械安全規格への対応を簡単に実現していきます。
・MECHATROLINK−III仕様<参考資料>
2.主な用途
高速・高応答性を追及する半導体製造装置、電子部品実装機、検査装置から簡単な位置決め用途まで様々な分野でお使いいただけます。
[装置]
・半導体製造装置
・液晶製造装置
・電子部品実装機、検査機
・金属加工機
・食品包装機
・ロボット |
[機械]
・ボンダ、ダイサ、洗浄装置
・ディスペンサ、スクライバ、検査装置
・マウンタ、プローバ、テスタ
・巻線機、プレス、フィーダ
・ピロー包装機
・取り出しロボット、X−Yロボット |
3.販売計画
(1) 販売開始:
2008年9月22日(200V:50W~5kW、400V:0.5kW~5kW)
- 2008年12月20日(200V:6kW~15kW、400V:6kW~15kW)
(2) 販売価格:
(200V入力電源、モータ、サーボパック込み)
- SGMAV-A5 50W:160,000円
SGMAV-08 750W:300,000円
SGMJV-01 100W:180,000円
SGMJV-08 750W:300,000円
- (400V入力電源、モータ、サーボパック込み)
SGMGV-03 300W:370,000円
SGMGV-44 4.4kW:930,000円
(3) 販売計画:
4.その他
セミコンジャパン2008(開催日12/3~12/5 会場:幕張メッセ)に出品いたしますので、ぜひご来場ください。
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