【i³-Mechatronics】マシンコントローラMP3000シリーズ、ACサーボドライブΣ-7シリーズのデータ検出機能の向上

最新情報
2019/03/06

主な特長

生産現場でIoT化を進める際には、設備や装置から検出されるビッグデータの種類や量を向上させることによって稼働状況が把握しやすくなったり、異常時の要因が特定しやすくなったりします。当社ではすでにデータの収集・視える化、そして、蓄積・解析を一括して行うことができるソフトウェアツール「YASKAWA Cockpit」をリリースしていますが、このツールやお客さまの用意した上位システムと本ソフトウェアバージョンアップ製品を連携することで、より多くのデータから判断ができるようになり、装置の予防保全や異常検知、お客さまの製品品質維持に貢献します。

(1)マシンコントローラMP3000シリーズ
 データロギング機能を次のとおり強化しました。
・ロギングデータ数拡張  最大64点×4グループだった容量を最大256点×4グループへ拡張しました。
・ロギングのμs〔マイクロ秒 (100万分の1秒)〕タイムスタンプ追加
 現在の秒単位のタイムスタンプに加え、μs単位まで識別可能なタイムスタンプを追加しました。

No. Date/Time SubSeconds (0.01μs) MW0000 MW0001 GW0000 MW0002
0 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 34512500 15444 1 49992 15444
1 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 34525000 15545 2 49992 15545
2 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 34537500 15546 3 49993 15546
3 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 34550000 15547 4 49994 15547
4 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 34562500 15548 5 49995 15548
5 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 34575000 15549 6 49996 15549

(2)ACサーボドライブΣ-7シリーズ
 ACサーボドライブから得られる振動、外乱、位置決め、通信品質や温度といったセンシングデータを新たに提供することにより、データのモニタ機能を拡充しました。サーボドライブ製品自身をセンサとすることで、装置の経年変化や使用環境の変化をリアルタイムに収集することが可能です。

分類 小分類 センシングデータ
制御 1.振動モニタ 推定振動
推定振動振幅最大値
2.外乱モニタ 推定外乱トルク (推力)
推定外乱トルク (推力) 最大値
推定外乱トルク (推力) 最小値
3.位置決めモニタ 整定時間
オーバシュート量
残留振動周波数
環境 4.通信品質モニタ シリアルエンコーダ通信異常回数
MECHATROLINK通信異常回数
5.温度モニタ サーボモータオーバーヒート余裕度
稼働状態 6.稼働状態モニタ 累積負荷率最大値
過負荷余裕度

対象機種

対象製品 機種 対応Ver. 備考
マシンコントローラ MP3100 1.44以降  
MP3200
MP3300
コントローラ内蔵
2軸一体サーボパック
Σ-7C 1.09以降 データロギング機能強化のみ対応
サーボパック Σ-7S M-III 002C以降  
Σ-7W M-III
ツール YASKAWA Cockpit 1.0以降  
MPE720 Ver.7 7.46以降 Ver.6は対応していません
SigmaWin+ 7.27以降  

提供開始日:2018年12月11日

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