株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、長期経営計画「2025年ビジョン」に掲げるヒューマトロニクスの事業領域確立に向けて、脳卒中等の脳血管疾患、整形疾患による上肢運動機能障害を持つ方に対するリハビリテーション支援を目的とした上肢訓練装置AR2(エーアールツー)※1の臨床研究モデル※2を2016年6月より販売開始します。
当社ではこれまで国内医療機関と共同で、運動の時に使う筋肉に適切なタイミングで振動・電気刺激を与えることにより、意図する自動運動をより容易にする機器を開発し、リハビリテーション現場での臨床研究から使用ニーズのフィードバックを図ってきました。この上肢訓練装置は、患者の日常生活動作を意識した多様なパターンでの訓練が可能となったほか、患者の回復状況に合わせた訓練ができるように手装具を改良するなど、患者目線の使いやすさに注力しました。このたびの販売は、 さらなる改良のための臨床研究にご協力いただける施設を対象にした販売となります。
なお、本装置は、2016年6月9日から11日まで国立京都国際会館/グランドプリンスホテル京都で開催される第53回日本リハビリテーション医学会学術集会への出展を予定してします。
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※1 AR2:Arm Rehabilitation Robotの頭文字から取った製品名です ※2 臨床研究モデル:薬事法未承認医療機器のため、臨床研究用途のみとなります。 |
1.上肢訓練装置AR2 概要・使用対象者:脳卒中等の脳血管疾患、整形疾患による上肢運動機能障害を持つ方。 ・装置の目的:振動刺激、電気刺激を併用しながら上肢(肩、肘)の自動運動の介助を行うことで、 効果的な上肢リハビリテーションを提供します。 2.装置の特長・運動の時に使う筋肉に適切なタイミングで振動・電気刺激を与えることで、意図する自動運動をより容易にします。 ・目標物や自身の上肢の動きを見ながら(視覚刺激)、目標到達を音で聞くことで(聴覚刺激)運動の確認ができます。 ・適切な負荷量に調整することで、短時間で数多くの反復訓練ができます。 3.主な改良点・対象者の日常生活動作を意識した多様なパターンでの訓練が可能となりました。 ・対象者の回復状況に合わせて訓練できるよう手装具を改良しました。 ・リハビリテーション現場に調和するよう、装置デザインの見直しを行ないました。 4.販売開始2016年6月1日(水) ※施設を対象とした臨床研究モデルとして販売します。 5.過去の関連ニュースリリース2013年5月27日 上肢リーチング訓練装置の開発 https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/technology/6100
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