GA700

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仕様

項目 仕様
制御特性 制御方式 以下の中からパラメータで選択します。
  • PGなし V/f制御
  • PG付き V/f制御
  • PGなしベクトル制御
  • PG付きベクトル制御
  • PGなしアドバンストベクトル制御
  • PM用 PGなしベクトル制御
  • PM用 PGなしアドバンストベクトル制御
  • PM用 PG付きベクトル制御
  • EZベクトル制御
最高出力周波数
  • PGなしアドバンストベクトル制御、EZ ベクトル制御:120 Hz
  • PG付き V/f制御、PG 付きベクトル制御、PM 用 PGなしアドバンストベクトル制御、PM 用 PG付きベクトル制御:400 Hz
  • PGなし V/f制御、PG なしベクトル制御、PM 用 PGなしベクトル制御:590 Hz
周波数精度
(温度変動)
ディジタル入力:最高出力周波数の± 0.01%以内(− 10°C ~ +40°C)
アナログ入力:最高出力周波数の± 0.1%以内(25°C ± 10°C)
周波数設定分解能 ディジタル入力:0.01 Hz
アナログ入力:最高出力周波数の 1/2048 (符号付き 11 bit)
出力周波数分解能
(演算分解能)
0.001 Hz
周波数設定信号 主速周波数指令:DC−10 V ~ +10 V(20 k Ω)、DC0 V ~ +10 V(20 k Ω)、4 mA ~ 20 mA(250 Ω)、0 mA ~ 20 mA(250 Ω)
主速指令:パルス列入力(最大 32 kHz)
始動トルク
  • PGなし V/f制御:150%/3 Hz
  • PG付き V/f制御:150%/3 Hz
  • PGなしベクトル制御:200%/0.3 Hz∗1
  • PG付きベクトル制御:200%/0 min-1 ∗1
  • PGなしアドバンストベクトル制御:200%/0.3 Hz∗1
  • PM用 PGなしベクトル制御:100%/5% 速度
  • PM用 PGなしアドバンストベクトル制御:200%/0 min-1 ∗1
  • PM用 PG付きベクトル制御:200%/0 min-1 ∗1
  • EZベクトル制御:100%/1% 速度
(注)
  • PM用PGなしアドバンストベクトル制御でこの始動トルクを得るためには、高周波重畳あり(n8-57=1)を設定する必要があります。また、他社製PMモータを駆動する場合は、回転形オートチューニングを実施ください。
速度制御範囲∗2
  • PGなしV/f制御 1:40
  • PG付きV/f制御 1:40
  • PGなしベクトル制御 1:200
  • PG付きベクトル制御 1:1500
  • PGなしアドバンストベクトル制御 1:200
  • PM用PGなしベクトル制御 1:20
  • PM用PGなしアドバンストベクトル制御 1:100
  • PM用PG付きベクトル制御 1:1500
  • EZベクトル制御 1:100
(注)
  • PM用PGなしアドバンストベクトル制御でこの速度制御範囲を得るためには、高周波重畳あり(n8-57=1)を設定する必要があります。また、他社製PMモータを駆動する場合は、回転形オートチューニングを実施ください。
  • PM用PGなしアドバンストベクトル制御の速度制御範囲1:100は瞬時運転領域です。連続運転する場合はインバータおよびモータ容量の検討が必要です。
ゼロ速制御 PG付きベクトル制御、PM 用 PGなしアドバンストベクトル制御、PM 用 PG付きベクトル制御で対応可能です。
トルク制限 PGなしベクトル制御、PG 付きベクトル制御、PG なしアドバンストベクトル制御、PM 用 PGなしアドバンストベクトル制御、PM 用 PG付き ベクトル制御、EZ ベクトル制御では、4 象限個別に設定できます。
加減速時間 0.0 s ~ 6000.0 s
4 種類の加速/減速の組合せから選択できます。
制動トルク 約 20%、制動オプションを使用したときは約 125%
  • 短時間平均減速トルク
    モータ容量 0.4/0.75 kW:100%以上、モータ容量 1.5 kW:50%以上、
    モータ容量 2.2 kW以上:20%以上、過励磁制動/ハイスリップ制動を使用したときは約 40%
  • 連続回生トルク:約 20%、制動オプションを使用したときは約 125%、10% ED、10 s
(注)
  • カタログコード GA70A2004 ~ 2138、4002 ~ 4168 は制動トランジスタを内蔵しています。
  • 回生コンバータ、回生ユニット、制動ユニット、制動抵抗器または制動抵抗器ユニットを接続する場合は、L3-04=0[減速中ストール防止機能選択=無効]に設定してください。L3-04=1[有効](出荷時設定)のままでは、設定された減速時間で停止できないことがあります。
  • 短時間平均減速トルクは、モータの定格速度から、モータ単体で最短で減速したときの減速トルクです。モータの特性により異なります。
  • 連続回生トルクおよびモータ容量 2.2 kW以上の短時間平均減速トルクは、モータの特性により異なります。
電圧 / 周波数特性 15 種類の V/fパターンから選択、または任意に V/fパターンを設定できます。
主な制御機能 トルク制御、Droop 制御、速度制御/トルク制御切り替え運転、フィードフォワード制御、ゼロサーボ機能、瞬時停電再始動、速度サーチ、過トルク検出、トルク制限、17 段速運転(最大)、加減速切り替え、S 字加減速、3 ワイヤシーケンス、オートチューニング (回転形、停止形)、Dwell 機能、冷却ファン ON/OFF機能、スリップ補正、トルク補償、周波数ジャンプ、周波数指令上下限設定、始動時・停止時直流制動、過励磁制動、 ハイスリップ制動、PID 制御 (スリープ機能付き)、省エネ制御、MEMOBUS/Modbus (RTUモード) 通信 (RS-485:最大 115.2 kbps)、異常リトライ、用途別選択機能、DriveWorksEZ (カスタマイズ機能)、パラメータバックアップ機能、オンラインチューニング、KEB、過励磁減速、イナーシャおよびASRチューニング、過電圧抑制機能、高周波重畳など
保 護 機 能 モータ保護 電子サーマルによる保護
瞬時過電流保護 出力電流が重負荷定格 (HD) 出力電流の 200%∗3を超えると、インバータは停止します。
過負荷保護 出力電流が重負荷定格 (HD) 出力電流の 150%、軽負荷定格 (ND) 出力電流の 110% の状態が 60 sを経過すると、インバータは停止します。
(注) 出力周波数 6 Hz未満では、定格出力電流の 150% 60 s以内でも過負荷保護機能が動作することがあります。
過電圧保護 200 V級:主回路直流電圧が約 410 V以上で停止
400 V級:主回路直流電圧が約 820 V以上で停止
低電圧保護 200 V級:主回路直流電圧が約 190 V以下で停止
400 V級:主回路直流電圧が約 380 V以下で停止
瞬時停電補償 停電発生後、約15 msで停止 (出荷時設定) 、パラメータの設定により約 2 s以内の停電復帰で運転継続できます。
(注)
  • モータの回転数や負荷により、停止時間が短くなる場合があります。
  • インバータの容量によって運転継続時間が異なります。カタログコード GA70A2004 ~ 2056、4002 ~ 4031 のインバータで、瞬時停電補償を 2 秒間確保するためには、瞬時停電補償ユニットが必要です。
ヒートシンク
過熱保護
サーミスタによる保護
制動抵抗過熱保護 制動抵抗器 (オプション ERF型:3%ED) の過熱を検出
ストール防止 加減速中ストール防止、運転中ストール防止
地絡保護 電子回路による保護
(注)
運転中に地絡が発生した場合に検出します。次の条件下では保護できない場合があります。
  • モータケーブルや端子台などでの低抵抗地絡
  • 地絡状態からインバータの電源を ONにしたとき
充電中表示 主回路直流電圧が約 50 V以下になるまで CHARGEランプが点灯
環境 設置場所 屋内
  • 化学ガス:IEC60721-3-3:3C2
  • じんあい:IEC60721-3-3:3S2
電源 過電圧カテゴリーIII
周囲温度 IP00/UL Openタイプ:−10°C ~+50°C
IP20/UL Openタイプ :−10°C ~+50°C
  • 信頼性を高めるために、急激な温度変化のない環境で使用してください。
  • 制御盤などの閉鎖された空間に設置する場合は、内部温度が条件温度以上にならないよう、冷却ファンやクーラーなどで冷却してください。
  • インバータが凍結しないようにしてください。
  • IP00/UL OpenタイプおよびIP20/UL Openタイプは、出力電流をディレーティングすれば、60°Cまで対応可能です。
  • IP20/UL Type 1は、オプションで対応(IP20/UL OpenタイプにUL Type 1キットを取付け):−10°C ~ +40°C、出力電流をディレーティングすれば、50°Cまで対応可能です。
湿度 95%RH 以下 (ただし結露しないこと)
保存温度 輸送期間などの短期間の保存温度は、−20°C ~ +70°C です。
雰囲気 汚染度2以下
次のような場所にインバータを設置してください。
  • オイルミスト、腐食性ガス、可燃性ガス、じんあいなどのないところ
  • インバータ内部に金属粉、油、水などの異物が浸入しないところ
  • 放射性物質、可燃物のないところ
  • 有害なガスや液体のないところ
  • 塩分の少ないところ
  • 直射日光の当たらないところ
木材などの可燃物には取り付けないでください。
標高 1000 m以下∗4
耐振動
  • 10 Hz ~ 20 Hz未満では、
    カタログコードGA70A2004 ~ 2415、GA70A4002 ~ 4675:1G(9.8m/s2)、
    カタログコードGA70A4810 ~ 4H12:0.6G(5.9m/s2
  • 20 Hz ~ 55 Hz未満では、
    カタログコードGA70A2004 ~ 2211、GA70A4002 ~ 4168:0.6 G(5.9 m/s2)、
    カタログコードGA70A2257 ~ 2415、GA70A4208 ~ 4H12:0.2 G(2.0 m/s2
(注)
インバータは、EN60068-2-6およびJIS C60068-2-6に準拠した試験を実施しています。本書に記載の周波数・加速度以下の振動であっても、インバータに長時間振動が加わる場合は、インバータの故障につながる可能性があります。次のような手段で設置環境を改善してください。
  • 防振ゴムの追加 ・設置場所の構造を強化 など
適合規格 UL規格
  • UL61800-5-1
欧州規格
・EMC指令(整合規格) :EN61800-3
・低電圧指令(整合規格) :IEC/EN 61800-5-1
・機械指令(整合規格) :EN ISO 13849-1( Cat.3 PLe)、IEC 62061(SIL CL3)、

EN 62061(SIL CL3)、

IEC/EN 61800-5-2(セーフティ入力2点とEDM出力1点∗)

∗:多機能接点出力に機能を割り付けて使用

保護構造
  • カタログコードGA70A2004 ~ 2415、GA70A4002 ~ 4675:IP20/UL Openタイプ、IP20/UL Type 1
    (注) IP20/UL OpenタイプのインバータにUL Type 1キットを取り付けると、IP20/UL Type 1になります。
  • カタログコードGA70A4810 ~ 4H12:IP00/UL Openタイプ
∗1:
インバータおよびモータの容量アップが必要です。
∗2:
低周波(6Hz未満)で高トルクかつ長時間運転および連続運転を行う場合は、「出力周波数3Hzで75%、0Hzで50%を目安に負荷を減らす、速度を上げる、またはインバータ容量をアップする」のいずれかの対策をとってください。低周波での運転が、数秒間程度の短時間、あるいは加減速時の通過領域の場合は検討不要です。
∗3:
200%は目安です。容量により、異なります。
∗4:
標高1000 mを超え、4000 m以下の場所に設置する場合は、出力電流を100 mにつき1%ずつディレーティングしてください。
詳細は、当社代理店または営業担当者にお問い合わせください。
(注)
  1. PGなしベクトル制御、PGなしアドバンストベクトル制御と記載している仕様を得るためには、回転形オートチューニングを実行してください。
  2. インバータの製品寿命を長期間保つためには、上記表の環境欄に記載した設置環境にインバータを取り付けてください。

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