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供給・搬送工程の自動化を進めたい!
必要なコントローラの選定ポイントは?

2021.02.22

豆大福先生への質問豆大福先生への質問

生産性を向上させるため、供給や搬送工程をロボット化して
自動化を進めたいと考えています。
システム構築に必要なコントローラは、
どこに注目して選定するといいでしょうか?


豆大福先生

現在、生産の現場では、生産性向上や多品種少量生産化といった環境の変化に伴い、供給・搬送・排出など周辺工程の自動化が求められているようですね。今回は、そうした周辺装置のシステム構築に必要なコントローラの選定のポイントを解説し、用途に最適な安川電機のΣ-7Cについてもご紹介します。


進む「装置の多機能化・ロボット化」 必要な製品選定のポイントは?

現在、生産現場では、さらなる生産性の向上や多品種少量生産化のニーズが高まっています。こうした環境の変化に伴って生産現場では自動化範囲の拡大が求められており、今後は装置の多機能化やロボット化による自動化が進んでいくと想定されます。

例えば、メイン装置間の部品供給や工程間搬送を人手に頼っている場合、変化への対応は難しくなってしまいます。そこで、メイン装置間の供給・搬送・排出といった周辺工程を自動化=多機能化・オプション化・ロボット化することで、そうした変化への対応が可能になります。

進む「装置の多機能化・ロボット化」 必要な製品選定のポイントは?

しかし、生産現場を取り巻く環境や必要な機能は日々変化していくものです。周辺装置の自動化に必要な製品を選定する際は、製品そのものの性能はもちろんのこと、変化に応じてフレキシブルかつ簡単にシステム構築に対応できるかという点に注目するといいでしょう。

コントローラ内蔵サーボパック「Σ-7C」が最適な理由

周辺機器の自動化にはマシンコントローラが欠かせません。安川電機のマシンコントローラで、供給・搬送・排出など周辺機器構築に適したものには、以下の4製品があります。

コントローラ内蔵サーボパック「Σ-7C」が最適な理由

この中で、装置の多機能化・オプション化・ロボット化をする際におすすめしたいのが、④のコントローラ内蔵2軸一体サーボパックΣ-7Cです。ここからは、選定ポイントに基づき、Σ-7Cの特長を解説していきます。

■Σ-7Cの3つの特長

Σ-7Cの3つの特長

■Σ-7Cの構成

Σ-7Cの構成

1.コントローラ機能内蔵により、装置のさらなるコンパクト化に貢献

Σ-7Cは2軸一体型サーボにコントローラを内蔵した製品のため、制御盤の小型化、装置のコンパクト化に貢献します。マシンコントローラMP3300も小型の製品ではありますが、Σ-7Cはさらなる小型化をお求めの場合に最適です。

他社製品のサーボパックとマシンコントローラを組み合わせた場合と比較すると、占有体積は約60%、設置面積は約70%削減できるケースもあります。

コントローラ機能内蔵により、装置のさらなるコンパクト化に貢献

2.2軸一体サーボパックとの組み合わせで、2軸の同期制御が簡単

Σ-7Cは、2軸一体サーボパック(Σ-7W)にマシンコントローラMP3300とI/Oモジュールを組み合わせた製品です。これにより、2軸の同期制御を簡単に行うことができます。

3.サーボを最大6軸まで拡張可能。装置の多機能化・オプション化に柔軟に対応

さらにMECHATROLINK-Ⅲを使いネットワークサーボ(Σ-7SまたはΣ‐7W)を4軸まで接続できるため、合わせて最大6軸まで拡張することが可能です。軸数の多い周辺装置(供給・搬送・排出)の用途にも最適です。

また、メイン装置に周辺装置(オプション)を追加する際は、Ethernetを活用して簡単にPLCソフトと連携することができます。具体例として、サーボを4軸必要とする搬送装置を追加したい場合のシステム構成を見てみましょう。(下図)

■Σ-7Cを活用した、装置追加のシステム構成例

Σ-7Cを活用した、装置追加のシステム構成例

通常、メイン装置に周辺装置(オプション)を追加する場合には、制御盤の中にコントローラやサーボパックなどを設置する必要があり、メイン装置のPLCソフトと制御盤の見直しが必要になります。

追加装置にΣ-7Cを使用すると、メイン装置のPLCと追加装置のΣ-7CをEthernetで簡単に接続することができます。追加装置用のΣ-7Cは、メイン装置の制御盤の中ではなく、追加装置のすぐそばに設置することもできます。

こうした特長により、装置の多機能化・オプション化にフレキシブルに対応することができるのです。また、シーケンス機能も内蔵し、PLCレス・省配線のコンパクトなシステムを実現します。

これらの特長のほかにも、Σ-7Cには、マシンコントローラMP3300の特長であるデータロギング機能も搭載されています。装置の稼働状況(ロギングデータ)を逃さずキャッチし、遠隔の上位装置にデータを蓄積することにより、生産現場のトレーサビリティを向上します。
蓄積したデータを予防保全に役立てることで、メンテナンスコストの削減や稼働率維持につながります。

【もっと詳しく】サーボをセンサ代わりに!生産現場のデータ活用を始めよう

Σ-7Cは、無償のエンジニアリングツールでプログラミングできる!

Σ-7Cのプログラミングには、MP3000シリーズ(MP3300など)と同様に、エンジニアリングツールの「MPE720 Ver.7」(有償)を使用できます。

さらに、Σ-7Cは、「MPE720 Ver.7」の機能をすべて使用できる、無償の「MPE720 Ver.7 Lite」も対応しています。*
*MPE720 Ver.7Liteは、Σ-7Cにのみ対応しています。MP3000シリーズには対応しておりません。対応機種の詳細はこちらのページをご覧ください。

今後ますます必要とされる、生産ラインの自動化。システム構築にコントローラをご検討される際には、「変化に応じてフレキシブルかつ簡単に対応できるか」をポイントに選定されてみてはいかがでしょうか。Σ-7Cの製品仕様については、YASKAWAコンタクトセンタへお気軽にお問い合わせください。

解説のポイント

  1. 生産性の向上や多品種少量生産化といった環境の変化により、生産現場では装置の多機能化やロボット化による自動化が進むと想定される。
  2. 装置の自動化に必要な製品を選定する際は、フレキシブルかつ簡単にシステム構築に対応できるかがポイントに。
  3. 安川電機のコントローラ内蔵2軸一体サーボパックΣ-7Cは、多軸制御・コンパクト・簡単プログラミングといった特長により、システム構築に対応できる。