FAQ一覧 < サーボ >
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よくあるご質問(FAQ)一覧
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A.0b0が発生しました。原因を教えてください。
A.0b0はサーボオン指令無効アラームです。
SigmaWin+などでサーボオン後、サーボパックの制御電源を再投入せずに上位装置からサーボオンさせると発生します。
対処方法は下表を参照ください。
原因
確認方法
対処方法
モータ通電する補助機能を実行後,上位装置からサーボオン(SV_ON)コマンドを送信した
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サーボパックの電源を再投入する。または,ソフトウェアリセットを実行する。

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A.100が発生しました。原因を教えてください。
A.100は過電流検出アラームです。
パワートランジスタに過電流が流れた、またはヒートシンクの過熱が考えられます。
対象方法は、下表を参照ください。
原因
確認方法
対処方法
主回路ケーブルを誤配線した,または接触不良
ケーブルのUVWの相間,UVWと接地間がショートしていないかを確認する。
ケーブルショートの可能性あり。ケーブルを交換する。
主回路ケーブル内部がショート,あるいは地絡した
配線が正しいか確認する。
配線を修正する。
サーボモータ内部がショート,あるいは地絡した
モータ端子のUVWの相間,UVWと接地間がショートしていないかを確認する。
サーボモータ故障の可能性あり。サーボモータを交換する。
サーボパック内部のショート,あるいは地絡した
サーボパックのサーボモータ接続端子のUVWの相間,UVWと接地間がショートしていないかを確認する。
サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。
回生抵抗を誤配線した,または接触不良
配線が正しいか確認する。
配線を修正する。
ダイナミックブレーキ(DB,サーボパックによる非常停止)の使用頻度が多い,またはDB過負荷アラームが発生している
DB抵抗消費電力でDBの使用頻度を確認する。またはアラーム表示でDB過負荷アラーム(A.730またはA.731)が発生していないかを確認する。
DBの使用頻度を下げるように,サーボパックの選定や運転方法,機構を変更する。
回生処理能力がオーバーした
SigmaWin+の動作モニタ画面の[回生負荷率]で回生抵抗の使用頻度を確認する。
運転条件と負荷を再検討する。
サーボパックの回生抵抗値が小さ過ぎる
SigmaWin+の動作モニタ画面の[回生負荷率]で回生抵抗の使用頻度を確認する。
サーボパックの最小許容抵抗値以上の回生抵抗値に変更する。
サーボモータが停止中または低速時に高負荷がかかった
サーボドライバの仕様範囲外の運転条件ではないか確認する。
サーボモータにかかる負荷を軽減する。また,運転速度が高い条件で運転する。
ノイズによる誤動作
配線,設置などのノイズ環境を改善して,効果があるかを確認する。
FGの配線を正しく行うなどのノイズ対策を実施する。また,FGの線種サイズをサーボパック主回路電線サイズに合わせる。
サーボパックの故障
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サーボパックの電源を再投入する。それでもアラームが発生する場合,サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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アラーム番号 A.101 モータ過電流検出の解除方法を教えてください。
対象機種:Σ-7(MECHATROLINK-III) モータ過電流検出(モータに許容電流以上の電流が流れた)が発生しています。対象方法は、下表を参照ください。 原因 確認方法 対処方法 主回路ケーブルを誤配線した,または接触不良 配線が正しいか確認する。 配線を修正する。 主回路ケーブル内部がショート,あるいは地絡した ケーブルのUVWの相間,UVWと接地間がショートしていないかを確認する。 ケーブルショートの可能性あり。ケーブルを交換する。 サーボモータ内部がショート,あるいは地絡した モータ端子のUVWの相間,UVWと接地間がショートしていないかを確認する。 サーボモータ故障の可能性あり。サーボモータを交換する。 サーボパック内部のショート,あるいは地絡した サーボパックのサーボモータ接続端子のUVWの相間,UVWと接地間がショートしていないかを確認する。 サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。 サーボモータが停止中または低速時に高負荷がかかった サーボドライバの仕様範囲外の運転条件ではないか確認する。 サーボモータにかかる負荷を軽減する。また,運転速度が高い条件で運転する。 ノイズによる誤動作 配線,設置などのノイズ環境を改善して,効果があるかを確認する。 FGの配線を正しく行うなどのノイズ対策を実施する。また,FGの線種サイズをサーボパック主回路電線サイズに合わせる。 サーボパックの故障 - サーボパックの電源を再投入する。それでもアラームが発生する場合,サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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A.300が発生しました。 原因を教えてください。
A.300は回生異常です。対処方法は、下表を参照ください。
原因
確認方法
対処方法
-3R8A, -5R5A, -7R6A, -120A, -180A, -200A, -330Aで,内蔵している回生抵抗を使用する場合に,回生抵抗器接続端子のB2-B3間のジャンパが外れている
電源端子のジャンパ配線を確認する。*4
ジャンパを正しく配線する。
外付け回生抵抗器または回生抵抗ユニットを使用する場合に,配線が不良か,外れている,あるいは断線している
外付け回生抵抗器または回生抵抗ユニットの配線を確認する。*4
外付け回生抵抗器または回生抵抗ユニットを正しく配線する。
-R70A, -R90A, -1R6A, -2R8A, -R70F, -R90F, -2R1F, -2R8Fで,回生抵抗容量(Pn600)に「0」以外を設定し,回生抵抗器を外付けしていない
外付け回生抵抗器の接続とPn600の値を確認する。
外付け回生抵抗器を接続する,または回生抵抗器が不要の場合はPn600(回生抵抗容量)に「0」(設定単位:10 W)を設定する。
-470A, -550A, -590A, -780Aで,回生抵抗器を外付けしていない
外付け回生抵抗器または回生抵抗ユニットの接続とPn600の値を確認する。
外付け回生抵抗器を接続し,Pn600に適切な値を設定する,または,回生抵抗ユニットを接続し,Pn600に0を設定する。
サーボパックの故障
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主回路電源を投入せずに,サーボパックの制御電源を再投入する。それでもアラームとなる場合,サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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A.320が発生しました。 原因を教えてください。
A.320は回生過負荷です。回生エネルギーを処理できないときに発生します。
Un00Aで回生負荷率をモニタして100%を超えていないか確認してください。
対処方法は、下表を参照ください。
原因
確認方法
対処方法
電源電圧が仕様範囲よりも高い
電源電圧を測定する。
電源電圧を仕様範囲内に設定する。
外付け回生抵抗値,あるいは回生抵抗容量が不足,または連続回生状態となった
運転条件もしくは容量の確認(容量選定ソフトSigmaJunmaSize+など)を再度実施する。
回生抵抗値,回生抵抗容量を変更する。運転条件の見直し(容量選定ソフトSigmaJunmaSize+など)を再度実施する。
継続的にマイナス負荷がかかり,連続回生状態となった
運転中のサーボモータへの負荷を確認する。
サーボ,機械,運転条件を含めたシステムを再検討する。
外付けの回生抵抗容量より,Pn600(回生抵抗容量)に設定した容量が小さい
回生抵抗器の接続とPn600の値を確認する。
Pn600の設定値を正しくする。
外付けの回生抵抗値より,Pn603(回生抵抗値)に設定した値が小さい
回生抵抗器の接続とPn603の値を確認する。
Pn603の設定値を正しくする。
外付け回生抵抗値が大きい
回生抵抗値が正しいかどうかを確認する。
適正な抵抗値,容量に変更する。
サーボパックの故障
SigmaWin+の動作モニタ画面の[回生負荷率]で回生抵抗の使用頻度を確認する。
サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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アラーム番号 A.330 主回路電源配線エラーの解除方法を教えてください。
対象機種:Σ-7(MECHATROLINK-III) 主回路電源配線エラー(主回路電源投入時に検出)が発生しています。対象方法は、下表を参照ください。 原因 確認方法 対処方法 サーボパック内部の電源電圧が高い状態で回生抵抗器が断線した 回生抵抗器の抵抗値を測定器で測定する。 サーボパック内蔵の回生抵抗器を使用している場合は,サーボパックを交換する。外付け回生抵抗器を使用している場合は,回生抵抗器を交換する。 AC電源入力の設定で,DC電源が入力された 電源がDC電源かどうかを確認する。 電源の設定値と使用する電源を一致させる。 DC電源入力の設定で,AC電源が入力された 電源がAC電源かどうかを確認する。 電源の設定値と使用する電源を一致させる。 SGD7S-R70A, -R90A, -1R6A, -2R8A, -R70F, -R90F, -2R1F, -2R8Fで,回生抵抗容量(Pn600)を「0」以外に設定し,回生抵抗器を外付けしていない 外付け回生抵抗器の接続とPn600の値を確認する。 外付け回生抵抗器を接続する,または外付け回生抵抗器が不要の場合はPn600に0を設定する。 サーボパックの故障 - サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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アラーム番号 A.400 過電圧の解除方法を教えてください。
対象機種:Σ-7(MECHATROLINK-III) 過電圧(サーボパック内部の主回路電源部で過電圧を検出)が発生しています。対象方法は、下表を参照ください。 原因 確認方法 対処方法 電源電圧が仕様範囲よりも高い 電源電圧を測定する。 AC/DC電源電圧を製品仕様の範囲にする。 電源が不安定な状態,あるいは雷などの影響があった 電源電圧を測定する。 電源状態を改善し,サージアブソーバなどを設置してからサーボパックの電源を再投入する。それでもアラームとなる場合,サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。 AC電源電圧が仕様範囲より高いときに加減速を行った 電源電圧と運転中の速度,トルクを確認する。 AC電源電圧を製品仕様の範囲にする。 外付け回生抵抗値が運転条件に比べて大きい 運転条件と回生抵抗値を確認する。 運転条件と負荷を考慮して,回生抵抗値を再検討する。 許容慣性モーメント比または質量比以上で運転している 慣性モーメント比または質量比が許容範囲以内であることを確認する。 減速時間を長くするか,負荷を小さくする。 サーボパックの故障 - 主回路電源を投入せずに,サーボパックの制御電源を再投入する。それでもアラームとなる場合,サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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A.410が発生しました。 原因を教えてください。
A.410は不足電圧アラームです。⊖1、⊖2のジャンパー線が外れていないか確認してください。
その他対処方法は、下表を参照ください。
原因
確認方法
対処方法
電源電圧が仕様範囲よりも低い
電源電圧を測定する。
電源電圧を正規の範囲にする。
運転中に電源電圧が低下した
電源電圧を測定する。
電源容量を上げる。
瞬時停電が発生している
電源電圧を測定する。
瞬停保持時間(Pn509)を変更している場合は小さい値にする。
サーボパックのヒューズが溶断している
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サーボパックを交換し,リアクトルをDCリアクトル用接続端子(1,2)に接続してサーボパックを使用する。
サーボパックの故障
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サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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A.510が発生しました。原因を教えてください。
A.510は過速度です。
モータ最高回転速度×1.1倍を越える指令速度または動作が起きた時に発生します。
SigmaWin+でトレースを行い、入力指令に問題がないか確認が必要です。
指令せずに発生する場合は、下表を参照ください。
原因
確認方法
対処方法
モータ配線のU, V, W相順が間違っている
サーボモータの配線を確認する。
モータ配線に問題がないか確認する。
指令入力値が過速度レベルを超えている
入力指令を確認する。
指令値を下げる。またはゲインを調整する。
モータ速度が最高速度を超えた
モータ速度の波形を確認する。
速度指令入力ゲインを下げる,サーボゲインを調整する。または運転条件を見直す。
サーボパックの故障
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サーボパック故障の可能性あり。サーボパックを交換する。

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アラーム番号 A.511 分周パルス出力過速度の解除方法を教えてください。
対象機種:Σ-7(MECHATROLINK-III) 分周パルス出力過速度が発生しています。対象方法は、下表を参照ください。 原因 確認方法 対処方法 分周パルス出力周波数が大きく,制限値を超えた 分周パルス出力設定を確認する。 エンコーダ分周パルス数(Pn212),またはエンコーダ出力分解能(Pn281)の設定を下げる。 モータ速度が高く,分周パルス出力周波数が制限値を超えた 分周パルス出力設定とモータ速度を確認する。 モータ速度を下げる。