株式会社ネクステムズ
太陽光第三者所有モデル向け三相パワーコンディショナの選定・採用事例
パワーコンディショナEnewell-SOL P2H 9.9 kW 三相絶縁型
株式会社ネクステムズでは、沖縄離島での再生可能エネルギーの主要電源化・電力系統での需給バランス調整など、エリアアグリゲーション確立に向けた活動を実施しています。その中で、第三者所有モデル(オンサイトPPAモデル)を活用した太陽光発電システムにも携わっており、安川電機のパワーコンディショナEnewell-SOL P2Hを採用いただきました。当社パワコンを採用いただいたポイントを紹介します。
株式会社ネクステムズでは、 公共設備への太陽光発電システム導入にあたり、既存設備のキュービクル(三相200V)に直接接続するためのパワーコンディショナを検討していました。
選定にあたっては、分散設置に適したタイプ(ストリングタイプ)で、かつ現在採用している監視制御装置と通信ができることが条件でした。 また、海に近い環境での使用となることも課題のひとつでした。
第三者所有モデル(オンサイトPPAモデル)とは?
株式会社ネクステムズも携わっている、太陽光発電システムの第三者所有モデル(オンサイトPPAモデル)とは、所有しているオフィス・工場・施設などの屋根のスペースを、電力会社などのPPA事業者に提供し(貸し)、PPA事業者の負担で太陽光発電システムを設置、そこで発電した電力をPPA事業者からお得に購入・使用できる仕組みです。目安として150kW以上の場合、経済的にもメリットが出やすいといわれています。
安川電機の製品ラインアップから、Enewell-SOL P2H 9.9 kW 三相絶縁型(以下、Enewell-SOL P2H)で、塩害地域でも対応できるステンレス製筐体(オプションのIP55キット付き)を採用いただきました。
Enewell-SOL P2Hの採用にあたっては、お客様の条件や課題への対応として、以下のポイントが決め手となりました。
選定の観点
分散設置に適したタイプ(ストリングタイプ)を採用したい。
選定のポイント
200V級三相パワコンとして、既存設備のキュービクル(三相200V)に直接接続可能な高周波トランス絶縁タイプの9.9kWをラインアップしています。設備への設置台数も数台~10台程度*1と、分散設置に適していました。
*1:設備の太陽電池積載容量によりパワーコンディショナの設置台数は異なります。
選定の観点
現在採用している監視制御装置と通信できるパワコンが必要。
選定のポイント
Enewell-SOL P2Hのモニタリングに関する通信プロトコルが開示*2でき、通信確認のサポートができるメーカーであることがポイントになりました。選定の際、株式会社ネクステムズ採用の上位装置との通信確認試験を実施し、正常に通信できることが確認できました。
*2:安川電機パワコンは、モニタリングに関する通信プロトコルの開示が可能です。
選定の観点
海に近い環境で使用するため、塩害対応が必要。
選定のポイント
Enewell-SOL P2Hは塩害地域への対応についても、十分にオプションが備わっていることで、不安なく採用いただくことができました。
選定の観点
高過積載への対応が必要。
選定のポイント
株式会社ネクステムズでは事業収益性向上や太陽光発電の出力安定化を目的に、過積載を検討されていましたが、当該製品は高過積載仕様であったことも決め手のひとつとなりました。
▼公共設備に導入されている、第三者所有モデル太陽光発電システム
(設備の導入場所:浦添市立港川中学校、設備所有者:沖縄新エネ開発株式会社)
▼設備屋上に設置されたEnewell-SOL P2H
(設備の導入場所:浦添市立港川中学校、設備所有者:沖縄新エネ開発株式会社)
今回ご紹介した製品に関するお問い合わせ、太陽光発電システムの導入のご相談など、
以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。
業界 | 環境・エネルギー |
---|---|
アプリケーション | 太陽光発電 |
テーマ | 省エネ・創エネ、環境負荷軽減 |
製品 | 太陽光発電用パワーコンディショナ |
Copyright(C)2001‐2024 YASKAWA ELECTRIC CORPORATION All Rights Reserved.