生産現場の機器とオフィスのパソコンをEthernet通信でつなぐことで、生産現場と離れたオフィスからでも機器状況をリアルタイムに遠隔監視できます。
インバータで機械を制御しており、設備の運転時間や消耗品・予備品の交換時期を把握したい。しかし、生産現場とオフィスの距離が離れているため、生産現場に出向く以外、オフィスでは具体的な情報を確認できない。毎回生産現場まで移動しなければならず、データの把握に手間と時間がかかっている。
生産現場の機器とオフィスのパソコンをEthernet通信でつなぐことで、インターネットを経由し、生産現場と離れたオフィスからでも機器の状況を確認・監視できるようになります。インバータの設定・保守・運転を行うサポートツール DriveWizardを遠隔監視モニタとして利用でき、必要なデータをリアルタイムに確認できます。これにより、消耗品のタイムリーな交換にもつながります。
▸【もっと詳しく】工場の機械設備を遠隔で監視するには?シリアル通信とEthernet通信の特長や違いを解説!
Ethernet通信をするには? 接続の際には「プロトコル」に注意
実際にEthernet通信でオフィスのパソコンと工場のインバータを接続する際は、インバータに産業用Ethernetの通信オプションカードを装着します。また、Ethernetを含めどの通信規格においても、機器同士を接続する際には、プロトコルを合わせる必要があります。
▸プロトコルとは?
従来は、各プロトコル用の通信オプションカードを機器に装着する必要がありましたが、安川電機では、1枚のカードで産業用Ethernetの各プロトコルに対応できる「Multi Protocol Ethernetオプションカード」を提供しています。
インバータに取付けた「Multi Protocol Ethernetオプションカード」上のスイッチ設定で、簡単にプロトコルを切替えできます。
■対応産業用Ethernet通信プロトコル
対象の通信プロトコルは今後順次追加予定です。更新情報はこちらのマニュアルをご参照ください。(会員サービス)
業界 | 自動車・自動車部品、液晶製造、金属加工、搬送装置、射出・成形、半導体製造、電気・電子、食品、医療・医薬、冷暖房空調設備、洗濯設備、冷凍・冷蔵設備 |
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アプリケーション | 金属加工、組立、仕分け・梱包、搬送、検査・検出、空調、ファン・ポンプ、コンプレッサ、洗濯機 |
テーマ | 高効率化、データ活用、高速化、メンテナンス性向上 |
製品 | インバータ |
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