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【導入事例】株式会社サニックス-施工コストを意識した更新用パワコン選定

株式会社サニックス
施工コストを意識した更新用パワコンの選定事例
パワーコンディショナEnewell-SOL P2H 9.9 kW 三相絶縁型

株式会社サニックスでは、低圧用太陽光発電システムの製造から販売、施工、メンテナンスまでのトータルサービスを行っています。
同社では、既設の太陽光発電システムのパワーコンディショナ(以下、パワコン)更新を提案する際の機種ラインアップのひとつとして、安川電機のパワコンEnewell-SOL P2H 9.9 kW 三相絶縁型を採用しています。当社パワコンを採用いただいた効果や選定のポイントを紹介します。


課題既存のシステム構成をできるだけ変えずに、パワコンだけを交換したい

FIT法による太陽光発電の導入が拡大してから10年が経過し、故障時の備えや予防的な更新を考え始めたという事業者が増えています。しかし、この10年で、機器の世代交代ばかりでなく、市場を撤退してしまう国内設備メーカーもあり、設備導入当時と同じ機器を入手することが難しい状況です。

パワコンだけを交換する場合には、既設のシステム構成を変えず、かつコストをできるだけ抑えたいという課題があります。

低圧用太陽光発電システムを提供している株式会社サニックスでは、事業者のこうした課題に対応したいと考えていました。加えて、太陽光発電は一般的に20年間の長期間運転となるため、信頼性やメンテナンスのしやすさなども重要視していました。

 

従来の構成をできるだけ変えずに、パワコンだけを交換したい

 

課題の背景

2012年7月、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(FIT法)の施行によって太陽光発電等による発電電力の全量買い取り制度が始まり、太陽光発電の導入が一気に拡大しました。それから約10年が経過し、まもなく20年間の売電期間の折り返し点を迎える設備が増えています。
初期に導入された設備では故障時への備えや予防的な更新を考えるタイミングが訪れる中、この10年で市場の変化とともに主流となるパワコンも大きく変わったため、設備導入当時と同じパワコンを入手することが難しい状況となっています。
なお、パワコンの交換方法には、故障するたびに該当のパワコンだけを交換する、または計画を立てて一定期間でまとめて交換していく方法があります。

 

ソリューション三相9.9kW/10kWパワコン Enewell-SOL P2H/P2Aを導入

 

パワコン交換時の選定ポイント

 

パワコンの更新に際しては、一般的に、太陽電池の直列・並列の構成や、配線、周辺機器(ブレーカーなど)の変更が少ない方がコストを抑えられます。また、例えば複数台設置されているパワコンのうち一部だけが壊れたとき、壊れたパワコンだけを交換するには新旧のパワコンが同一容量であることが前提となります。

そうした前提から、設備の更新を考えるタイミングが訪れている中で、太陽光発電が拡大した当時に小容量の発電システムにおいて主流だった10kW級の三相パワーコンディショナのニーズが高まっています。

そこで株式会社サニックスでは、三相の既設太陽光発電システムのパワコンを更新する際の機種ラインアップに、安川電機製のパワコンEnewell-SOL P2H 9.9 kW 三相絶縁型(以下、Enewell-SOL P2H)を加えました。10kW 級三相パワコンが持つメリットに加え、当社パワコンのメンテナンスのしやすさや、アフターサービスも評価されています。

 

▼実際に採用されたEnewell-SOL P2H 9.9 kW 三相絶縁型

実際に採用されたEnewell-SOL P2H 9.9 kW 三相絶縁型

 

採用の効果

施工コストを抑える

選定の観点

一部のパワコンが壊れた場合に新旧のメーカーが異なっていても、コストを抑えて交換したい。

選定のポイント

Enewell-SOL P2Hを採用いただく際のポイントとなったのは、従来同社がメインの機種として採用していたパワコン(他社製)との共通点が多く、置換えに最も適した仕様となっていたことです。

従来機種と同一容量だった・・・交流配線やブレーカー等の変更が「不要」
入力電圧範囲が近かった・・・太陽電池の直並列の組替えが「不要」
絶縁機能を内蔵している点が共通していた・・・絶縁トランスの追加が「不要」

上記により、システムをほとんど変更せずに、パワコンだけを交換するということが可能となりました。

また、低圧三相(灯動共用三相4線式の低圧三相配線電線)に連系する場合など、非絶縁型パワコンでは絶縁トランスの追加設置が必要になりますが、高周波トランス絶縁方式を採用しているEnewell-SOL P2Hなら、外部に絶縁トランスを設置することなく直接接続が可能です。そのため、置換えにあたり、非絶縁型では生じてしまうトランス追加のコストの心配もありません。

 

高周波トランス絶縁方式でトランス追加が不要に

 

長期運転に備える

選定の観点

20年にわたる長期運転のため、メンテナンスのしやすさや、アフターサービスも重視したい。

選定のポイント

長く製品を利用していく際に欠かせないのがメンテナンスです。

Enewell-SOL P2シリーズは、製品自体の信頼性はもとより、寿命部品であるファンや定期清掃が必要なフィルタを簡単に脱着できる設計にすることで、メンテナンスにも配慮しています。お客様自らメンテナンスでき、コストの削減にも貢献します。

導入後も24時間コールセンターサービス、エンジニア派遣によるオンサイトサービスで、お客様の長期運転をサポートいたします。

 

▸Enewell-SOL P2シリーズの用途事例をもっと見る

 

今回ご紹介した製品に関するお問い合わせ、太陽光発電システムの導入や
パワーコンディショナの交換などのご相談は、以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。

分類

業界

環境・エネルギー

アプリケーション

太陽光発電

テーマ

省エネ・創エネ、システム簡略化、環境負荷軽減

製品

太陽光発電用パワーコンディショナ

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