個別契約(仕様書等を含む)で下記内容と異なるときは、その文書に明記された期間・条件が優先します。
一次故障診断は、原則として貴社にて実施をお願いいたします。ただし、貴社要請により当社または当社サービス網がこの業務を代行することができます。なお、故障原因が当社の責に帰すべきものでない場合は、有償となります。
また、一次故障診断の代行業務は、国内のみとし、海外における一次故障診断の代行業務は、ご容赦願います。海外アフターサービスをご希望される場合には、別途、海外サービス契約をご利用下さい。
無償保証期間中の故障発生に対して、製品の故障を修復させるための修理・再納、代品手配・送付は、無償とします。
なお、当社または当社指定企業による修理などをした場合は、その修理部分に対して検収後6か月間、保証いたします(ただし、無償保証期間が満了している場合または残り期間が6か月以内の場合に適用)。
ただし、次の場合は有償となります。
本保証の対象は、当社製品の故障のみとし、無償保証期間内外を問わず、当社製品の故障に起因した貴社または貴社顧客等での機会損失およびその他関連業務に対する補償ならびに当社製品以外への物的損害(以下「物損」)は、免責とさせていただきます。
【免責事項の具体的例】
ロボットシステムの安全柵およびインターロック装置などの安全防護物は、貴社または貴社顧客様にて準備と設置をお願いいたします。
労働安全衛生規則第150条の中で、「産業用ロボットの自動運転中は、マニピュレータなどに接触する危険があるため、労働者が近づけないように、柵または囲いを設けるなどの措置を講ずべきこと」が義務付けられています。マニピュレータ運転中の設備損傷や作業者および周囲の人への万一の災害を避けるために、必ず安全柵(JIS B8433に適合したもの)を設置してください。
また、安全柵の出入り口には扉を開くとサーボ電源がOFFするセーフティプラグなどのインターロック装置を設け、扉が開いた状態ではロボットシステムが自動運転できないようにしてください。運転開始前、セーフティプラグなどのインターロック装置を起動してサーボ電源がOFFすることを必ず確認してください。設置方法については、製品個別の取扱説明書を参照してください。
安全柵を設けない状態で人とロボットが協働するロボットシステムを設計する際には、マニピュレータ運転中の設備損傷や作業者および周囲の人への万一の災害を避けるために、十分なリスクアセスメントの実施が必要です。(JIS B8433-2)
なお、当社は、上記の安全防護物に加え、貴社または貴社顧客様にて準備されたロボットシステムを構成するエンドエフェクタ、ワークおよび周辺機器等の安全性について保証いたしません。ロボットシステムを設計する方は、システム全体で十分な安全が確保できるよう、安全規格に準拠して設計してください。
例)JIS B8433-2∗
∗ JIS B8433-2では本項に記載の注意事項に限らず、ロボットのインテグレーションおよび設置における危険性のリスクを低減させるための情報も提供しています。
インターネットその他のネットワークを介して通信する機能を有する当社製品については、ネットワークを通じた外部からの攻撃、コンピューター・ウイルスへの暴露等により、貴社もしくは貴社顧客様の情報が第三者に漏洩するリスク、または当社製品もしくは当社製品(ソフトウェア)がインストールされたコンピューターが第三者へのネットワーク攻撃に利用されたりするなどのリスクがあります。
これらのリスクを回避するために、貴社の責任において、セキュリティー対策を構築し維持・運用する必要があります。以下に参考例を示しますが、これに限定せず、貴社のネットワーク環境等に応じて、適切な対策を実施してください。
【セキュリティー対策の具体例】
なお、外部からのネットワークを通じた攻撃やコンピューター・ウイルスへの暴露等により、情報漏えいその他の事故・トラブルまたは当社製品の不具合により、貴社、貴社顧客様または第三者への損害が生じた場合であっても、当社は一切の責任を負わないものとします。
カタログまたはマニュアル記載の製品の品名、仕様、外観、付属品などは、改善またはその他の事由により、予告なく変更する場合があります。この変更は、カタログまたはマニュアルの資料番号を更新し、改訂版として発行します。記載製品のご検討やご注文に際しては、あらかじめ営業窓口で確認してください。
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