自家消費型太陽光発電とは、自らの発電システムで発電した電気を電力会社に売らずに、すべて自分たちで消費する仕組みです。
自社の工場や施設の屋上や用地に太陽電池を設置し、発電した電気を施設内で消費します。
自家消費型太陽光発電は、CO2削減や電気料金削減に貢献できることはもちろん、災害など非常時の備えにもなることから、経済的・社会的メリットが大きいとして導入を進める企業が増えています。
また、国としても民間企業における導入を後押ししています。
注目を浴びている自家消費型太陽光発電システムですが、一方でシステムの導入や運用には課題もあります。
また、“作って使う”自家消費型ならではの注意点もあり、対策が必要です。
自家消費型システムの導入には、様々な費用が発生します。変圧器(トランス)やパワーコンディショナの搬送・設置費用のほか、システムを屋上設置する際には屋根の補強工事などが必要な場合もあります。
太陽光発電システムに必要なパワーコンディショナの中には、騒音を発するものがあり、トラブルになることがあります。自家消費型のシステムの場合は、工場や施設の屋上に設置されることが多いため、周辺施設やそこで働く従業員への配慮のために騒音対策が必要です。
太陽光発電システムを継続的かつ安定的に運用するには、発電量やCO 2削減量といったシステムの“環境価値”を知ることが欠かせません。社内の環境意識を高めることはもちろん、メンテナンスのうえでも役立ちます。
自家消費型太陽光発電システムの場合は、逆潮流*が発生した場合に発電を停止する「逆電力継電器(RPR)」の設置が必要です。RPRが動作すると発電が停止し、発電量が低下します。RPRを動作させない対策が必要です。
*逆潮流とは、太陽光発電システムから電力会社の送電線(系統)に流れていくことをいいます。
自家消費・オンサイトPPAに有効な機能・構造で、課題解決します。
費用
最小化
トランス不要で初期費用を最小化。優れた静音性で安心
・三相200V級電源(S相接地)にトランスなしで接続でき、初期費用を最小化
・設置面積、重量をスリム化でき、設置や施工の制限を軽減
・重塩害に対応し、優れた静音性を実現。格納箱などが不要でトータルコスト軽減
・200V級では業界最大級の容量25kWを実現し、中規模容量で最適なシステム構成を実現
発電電力の
最大活用
自家消費機能を内蔵し、発電電力を最大活用
・自家消費制御/自立運転機能を内蔵*。複雑なシステムは不要
*「多機能型」に標準搭載している機能です。
・RPR(逆電力継電器)の動作を抑えつつ、発電電力を自家消費へ最大限活用
簡単保守・
安心サポート
クラウドサービスを使い、遠隔から簡単監視・操作
・クラウド(オプション)を使い、お客様がスマホやタブレット、PC等から遠隔で簡単監視/ 操作
・国内サーバを使い、安定かつ安心して運用できます。
発電履歴や異常履歴を発電所別に確認・管理することが可能。異常をすぐに検知でき、発電電力を無駄にしません。
KIOSK画面を標準搭載。発電状況をリアルタイムに表示可能で、サイネージに活用ができます。再エネの取り組み紹介や環境意識の向上に役立ちます。
管理発電所のパワコンに対し、「運転」「停止」「異常リセット」の遠隔操作が可能。遠隔による対処で現場対応を削減できます。
最小限の施工工数で、設置場所を最大限活用!
P3Aは200V級では最大クラスの容量(25kW)で、発電システムにおけるパワコンの台数を最小化できます。
また、200V級S相接地を採用しているため、既存受電設備に直接接続でき、新たに変圧器を設置する必要がありません。
壁掛け設置にも対応し、太陽電池の設置スペースを制限することもありません。
コンパクトなシステムの構築を、設置場所を最大限活用して、最小限の施工工数で実現します。
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