機械の可動部が基準点を通過するときに、サーボが定点出力信号を出力し、装置を高速化・システムを簡略化できます。
さらに、定点出力信号のばらつきは5μs以内となっており、信号出力遅れの改善と検出精度の向上を実現します。
従来の定点出力システムでは、サーボの分周パルス出力をコントローラのカウンタモジュールで受け、コントローラにて基準位置の通過を検出し、トリガ信号を出力しています。
Σ-Xサーボパックの定点出力システムでは、上位コントローラを介さずにサーボにて基準位置の通過を検出し、トリガ信号を出力します。トリガ信号は、サーボドライブの高速演算周期で出力されるので、出力の遅れ時間が低減します。
高速出力 | 通常出力 | |
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信号出力の遅れ時間 | ON→OFF(1μs以内) OFF→ON(1μs以内) |
ON→OFF(2ms以内) OFF→ON(1ms以内) |
信号出力のばらつき | 5μs以内∗ | 250μs以内 |
出力位置設定は最大32点です。
通常出力(3点)または高速出力(3点)に任意に割り付けできます。
1つの出力に複数の通過出力を割り当てることも可能です。
出力位置や出力時間、出力距離の設定は、SigmaWin+もしくは上位装置からのMECHATROLINK4/III通信指令によって設定可能です。
業界 | 自動車・自動車部品、液晶製造、金属加工、搬送装置、射出・成形、半導体製造、電気・電子、食品 |
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アプリケーション | 金属加工、組立、仕分け・梱包、搬送、検査・検出 |
テーマ | 高品質化、高精度化、生産性向上、システム簡略化 |
製品 | サーボ |
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