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外部センサーなしで、装置の気になる振動を監視

Σ-Xサーボモータには加速度センサーが搭載されているため、外部センサーなしで、装置内に組み込まれたモータ本体が受ける振動(衝撃)をモニタすることができます。これにより、運転中の装置の振動状況やモータ本体にかかる振動が許容範囲内かどうかをモータから直接観測することが可能です。振動によってモータが故障する前に、適切なメンテナンスや調整を行うことできるので、生産ラインの安定稼働に貢献します。

課題装置の振動によりモータが故障し、突発的に生産ラインが停止する

金属板に穴あけ加工を行う高速プレス機のように、加工時の衝撃が大きい装置では、その振動(衝撃)が原因となって装置内のモータが故障することがある。それによって突発的な生産停止を招くことがあり、困っている。

このような場合、装置が故障した原因を探るために装置のどの機構が振動しているかを検証し、故障をもたらした原因を特定しなければならない。しかし、検証作業や装置の再調整には手間がかかるだけでなく、振動をモニタするための外部センサーなどが必要となり、設備やコストが増えるのも悩みのタネとなっている。

手間やコストをかけずに装置で発生する振動状況を把握し、モータが故障する前に適切なメンテナンスや振動対策を実施することで、突発的な生産停止を防ぎたい。

 

装置の振動によりモータが故障し、突発的に生産ラインが停止する

 

ソリューション加速度センサーで装置の振動をモニタリングし、モータの故障を防止

Σ-Xサーボモータには、加速度センサーが搭載されています。そのため、モータが停止しているときでも、モータ本体が受けるリアルタイムの振動データをエンジニアリングツールでモニタしたり、MECHATROLINK経由で上位コントローラに送信したりすることで、振動データの遠隔監視ができます。

具体的には、加速度センサーを活用することで、装置(機構)からモータ本体が受ける振動を4つの指標(下図)でモニタリングすることが可能です。

これにより、装置のどの機構がどの方向に振動しているのか、モータ本体にかかる振動が許容範囲内かどうかを数値データとして把握できるため、大きなトラブルになる前に適切なメンテナンスを実行することができます。生産ラインの安定稼働につながります。

 

加速度センサーで装置の振動をモニタリングし、モータの故障を防止

 

モニタリング可能な振動

 

モータ振動XYZ合成値 X,Y,Z軸方向振動

 

ネットワークを用いた加速度情報の取得とデータ

 

分類

業界

自動車・自動車部品、液晶製造、金属加工、搬送装置、射出・成形、半導体製造、電気・電子、食品

アプリケーション

金属加工、組立、仕分け・梱包、搬送、検査・検出、成形、レーザー加工

テーマ

高品質化、高精度化、生産性向上、信頼性向上、システム簡略化、高効率化、データ活用

製品

サーボ

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