用途・事例一覧に戻る

誘導モータ(IE3モータ)始動時の過電流や過負荷を抑制

地球環境保護や省エネため、世界的にIE1やIE2モータからより効率のよいIE3モータへの切り替えが進められています。しかし、IE3モータを使用する際は、その特徴を考慮した対策が必要になる場合があります。
そこで、モータを駆動させているインバータを新ベクトル制御(PGなしアドバンストベクトル制御)を搭載した安川インバータGA700に置き換えることで、パラメータ調整の手間を削減し、インバータの容量は維持したままIE3モータ始動時の過電流や過負荷を抑制します。

課題IE3モータの始動時に過電流や過負荷が発生する

カウンターウエイト付きの垂直搬送リフタをIE3モータで駆動させているが、IE3モータはすべりが小さく、インバータで駆動すると始動時に過電流が流れたり過負荷を検出したりする。
解消のためには複雑なパラメータ調整やインバータの容量枠上げが必要だが、容量枠上げはコストがかかったり、インバータのサイズが大きくなったりする。容量を維持したまま対応できないだろうか。

 

IE3モータの始動時に過電流や過負荷が発生する

 

ソリューション新ベクトル制御方式のインバータでIE3モータの最適制御を実現

安川インバータGA700は新ベクトル制御(PGなしアドバンストベクトル制御)を搭載しています。IE1やIE3などのモータを問わず、負荷に見合った適切な電流を流すため、オートチューニングするだけで始動電流を抑えてスムーズに運転することができます。これにより、複雑なパラメータ調整やインバータの容量枠上げが不要になります。コンプレッサ、プレス機、押出機、スタッカクレーンなどに適用可能です。

 

新ベクトル制御方式のインバータでIE3モータの最適制御を実現

分類

業界

金属加工、搬送装置、射出・成形

アプリケーション

搬送、ファン・ポンプ、コンプレッサ、成形

テーマ

小型化・軽量化、システム簡略化

製品

インバータ

一覧に戻る

YoutubeYouTube 【安川電機】e-メカサイトチャンネル

PAGE TOP