安川インバータGA700を横向きに寝かせて設置することで、既存の筐体サイズを変えることなくインバータ駆動を実現。機械設備の設計の自由度を向上し、省スペース化に貢献します。
機械設備の設計を担当している。コンプレッサをモータとインバータで駆動させたいが、コンプレッサの筐体にインバータを追加で設置できるスペースがない。既存の筐体サイズを変えずに、インバータ駆動にできる方法はないか。
既存のスペースにインバータを横向きに寝かせて設置することで、筐体サイズを維持した省スペース設計を実現できます。
安川インバータGA700は、縦置き・横置きの両方に対応∗しています。置き方を選べるため、設計の自由度が向上し、省スペース化に貢献します。
例えば、機械を商用電源駆動からインバータ駆動に変更する場合でも、横置きにできるスペースさえあれば、筐体サイズは変えることなくインバータを搭載することが可能です。
コンプレッサへのインバータ横置き例
∗横置き対応条件 200 V級:18.5kW(HD)/22kW(ND)まで、400 V級:30kW(HD)/37kW(ND)まで対応
■周辺機器の取り込み
GA700は、これまでオプションとして外付けが必要だったDCリアクトル∗やEMCフィルタを標準で内蔵しています。設置面積を削減でき、コンパクトに設計できます。
∗DCリアクトル内蔵条件 200 V級:22kW(HD)/30kW(ND)以上、400 V級:22kW(HD)/30kW(ND)以上対応
■コンタクタなしの構成を実現
さらに、GA700は標準製品でSafety規格のSIL3対応なので、欧州へ機械を輸出する場合でもコンタクタなしの構成が可能です∗。2端子入力によるSTO(安全トルク遮断)機能を標準で搭載しています。安全度の高いシステムをシンプルに構築することができ、さらなる省スペース化が可能になります。
∗適合規格:IEC/EN 61508 SIL3、ISO/EN 13849-1 Cat.3 PLe.
業界 | 冷凍・冷蔵設備 |
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アプリケーション | コンプレッサ |
テーマ | 小型化・軽量化、信頼性向上、システム簡略化 |
製品 | インバータ |
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