安川電機は「新たな産業自動化革命の実現」に向け、これまでの自動化ソリューションにデジタルデータのマネージメントを加えた新たなソリューションコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を提唱し、コンセプトの実現に向けた製品の開発を
強化しています。
i³-Mechatronicsを実現するコントローラソリューション
「iCube Control」をご紹介します。
YRMコントローラは、「セルの統合制御」と「時系列がそろったデータ収集」を実現する新しいコンセプトのコントローラです。さらに、そのデータを格納・分析・解析を一括して行えるソフトウェアツール「YASKAWA Cockpit」と連携させることによって、リアルタイムに解析した結果をセルの動きにフィードバックすることまで実現できます。これにより、複数の工程を統合した製造単位と定義している「セル」全体をデータ基準で統合的に制御することが可能となります。
装置と装置をつなぐことで
セル全体の生産自動化を達成。
既存の装置とワーク搬送のためのロボットからなる
セルをYRMコントローラが制御します。
どの装置で、いつ、どのように加工したかが
ワーク単位で分かるから、
不良の原因と結果の因果関係が明確に。
解析結果をセル全体にフィードバックすることで、
安定稼働・安定品質・工程改善に役立てます。
マシンコントローラMPX1000シリーズは、MP3000シリーズの後継機種として機械・装置の高速化、生産性向上のために開発された、装置制御に最適なコントローラです。特に、多軸化する装置の最適な制御が大きな特長です。
制御性能従来製品比
8倍
最大制御軸数
128軸
最小制御周期
125μs
MPX1000シリーズは、装置の機能ごとに独立した周期でモーション制御を実行できます。
それらの制御周期は同期し、かつ分散・並列実行することで、装置を最適に制御します。
マシンコントローラiC9200は、1台のマシンコントローラと1つのエンジニアリングツールでモーション、ロジック、セーフティの全てを実現する、柔軟性に優れた、装置制御に最適なコントローラです。
国際規格IEC 61131-3準拠のプログラミング環境に対応し、モーションネットワークにはオープンネットワークのEtherCATを採用しています。
iC9200は外部に安全PLCを必要とせずに、
標準デバイスと安全デバイス両方の
EtherCAT機器を
同じネットワーク上に接続した、
シンプルな安全システムを構築できます。
また機能安全対応サーボと
組み合わせることで、
装置に求められる
セーフティ機能を実現できます。