ウィザード選定/減速機構計算

減速機構計算

歯車、プーリ、ギアボックス等を組み合わせた減速機構の慣性モーメント、減速比、効率を計算します。
データの読込/削除画面や機械諸元画面でデータを読込んだ場合や、
一度減速機構計算を行った場合は、その時に設定した値が表示されます。

【操作手順】

  1. 減速機構を選択します。
  2. 選択した減速機構に応じ、パラメータを入力します。
  3. モータと減速機構、減速機構と負荷を連結するカップリング慣性モーメントを入力します。
  4. [計算]ボタンをクリックします。
    減速機構の慣性モーメント、減速比、効率が計算されます。
  5. [OK]ボタンをクリックします。
    計算結果が機械諸元画面に反映されます。
    [キャンセル]ボタンを押すと、結果を破棄して機械諸元画面に戻ります。
注1)減速機構間を連結するカップリングの慣性モーメントの取り扱い
減速機構間を連結するカップリングの慣性モーメントは、負荷側の減速機構の慣性モーメントに加えてください。

注2)減速機構間が「歯車」の場合の取り扱い
「歯車」機構の慣性モーメントは、モータ側の歯車の慣性モーメントに、
減速比を考慮した負荷側の慣性モーメントを加えた値とします。

    例)モータ側の歯車と負荷側の歯車が直接噛み合っている場合
    減速機1の慣性モーメント   JG1
    モータ側の歯車の慣性モーメント   JGm1
    負荷側の歯車の慣性モーメント   JGl1
    減速比   RG1
      JG1  =  JGm1  + JGl1 / RG12
        現時点のSigmaSize+ では「歯車」機構の慣性モーメントを直接算出できませんので、
        この「減速機構計算」機能を用いて次のように求めます。
    1. 減速機2から減速機5の減速機構をすべて無効にします。
    2. 減速機1に歯車の回転速度の比、効率をそれぞれ入力します。
    3. 減速機1の慣性モーメントは0にします。
    4. モータ側歯車慣性モーメントをカップリング慣性モーメントAに入力します。
    5. 負荷側歯車慣性モーメントをカップリング慣性モーメントBに入力します。
    6. 計算ボタンを押します。
        表示された慣性モーメント(JG)が、「歯車」機構の慣性モーメントとなります。


【画面構成】



減速機構計算画面

  1. 減速機構一覧
    コンボボックスから減速機構を選択します。

  2. データ入力欄
    選択した減速機構に応じて次の項目を入力します。


    歯車回転速度の比、効率、慣性モーメント
    プーリ回転速度の比、効率、慣性モーメント
    ギアボックス減速比、効率、慣性モーメント
    慣性モーメントは減速機構の入力軸から見た値を入力します。

  3. 慣性モーメント計算ボタン
    慣性モーメント計算画面を開きます。

  4. カップリング慣性モーメント入力欄
    モータ、減速機構、負荷を連結するカップリングの慣性モーメントを入力します。

  5. 計算ボタン
    慣性モーメント、減速比、減速機構率を計算します。

  6. 計算結果出力欄
    計算結果が表示されます。

  7. OKボタン
    計算結果は機械諸元画面に反映されます。

  8. キャンセルボタン
    結果を破棄して機械諸元画面に戻ります。

  9. 減速機構図示エリア
    選択した減速機構を図示します。

未選択 歯車 プーリ ギヤボックス
未設定 歯車 プーリ ギヤボックス


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