201024日号

豆大福先生に聞いてみようよ!
 

豆大福先生はモーションコントロールスクール講師。
ユーザさんに対しての講習はもちろん、新入社員の研修も担当している。

行橋くん、入間くん、竹芝さんは、数年前の入社当時に研修を受けた新人営業さん。
彼らは疑問があると、今でも豆大福先生を頼ってくる…

 

 
■第19話 「コントローラ無しでモータを簡単位置決めするには?」
 
入間君 どんな提案をしようかな~
豆大福先生 どうしたんだい?入間君。
入間君 あっ、豆大福先生。実は、あるお客さんへの提案で悩んでいるんです。
豆大福先生 それなら相談にのるから話してごらん。
入間君 ありがとうございます。実は先日初めて訪問したお客様が、自動倉庫の電機品を探していて、サーボを使って簡単な定点位置決めをしたいんだけど、と仰るのですが、そのお客様にどんな提案をしたら良いか・・・
豆大福先生 それなら昨年リリースしたΣ-VINDEXERモジュールをお勧めしたらどうかな?
入間君 INDEXERモジュールですか?
でもINDEXERモジュールでもお客さんがプログラムを組まないといけないですよね。
どうもこのお客さんはプログラムが苦手なようで・・・
豆大福先生 おやっ、入間くんはINDEXERモジュールのプログラムテーブル運転を知らないのかい?
入間君 はい、実は新製品説明会の時に出張が重なって、その後もバタバタして資料を読んでいないんですよ・・・
豆大福先生 そうかい。それならこのデモ機を使って説明しようか。
このINDEXERモジュールはΣ-Vサーボパックの側面に取り付けるだけで、「簡単位置決めドライブ」となるのじゃよ。
入間君 「簡単位置決めドライブ」??
豆大福先生 そうじゃ。
SigmaWin+を使ってこのように動作パターンを設定するだけで位置決め運転ができるようになるのじゃよ。
目標位置や、位置決め速度、加速度に減速度を設定して、それを必要なパターンごとに同じように設定するのじゃ。そしてSigmaWin+I/O信号の設定を割り付けて・・・
よしこれでOKじゃ。
  <プログラムテーブル画面>



入間君 これだけですか?
豆大福先生 これで入力信号に応じてそれぞれの動作パターンに応じた位置決め運転ができるんじゃよ。
入間君 凄い簡単ですね。
豆大福先生 そうじゃろ。これならプログラムの苦手なお客さんでも簡単に使うことが出来るだろう。更に原点復帰機能も3種類から選択できるし、回転速度を多段階に切り替えたいなら「JOG速度テーブル運転機能」を使うことが出来るのじゃ。
 
<原点復帰機能>



<JOG速度テーブル運転機能>





入間君 これならコントローラが無くても、色々な動かし方が出来ますね。
豆大福先生 このINDEXERモジュールはΣ-IIシリーズの時にあったNS600よりも位置テーブル数やI/O数が増えているからNS600を使っていたお客さんにもお勧めじゃよ。
Σ-IIからΣ-Vになることで基本性能も上がるから、置き換えることでタクトタイムの短縮も可能じゃよ。
  <INDEXERとNS600の比較表>


入間君 良くわかりました。INDEXERモジュールをお客様に提案してきます。
ありがとうございました。
豆大福先生

さて、今日は涼子くんからもらった生キャラメル入りのアイスを食べるとするか。
これもまた美味しいの~

 

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