■第15話 「JUNMAシリーズとステッピングモータの違いは?」 |
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入間君 |
おはようございます。豆大福先生。 |
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豆大福先生 |
今日はどうしたんだい、入間君。 |
入間君 |
はい、今日は先生に聞きたいことがあって・・・ |
豆大福先生 |
うん、なんでも話してごらん。 |
入間君 |
はい、先日あるお客様にJUNMAシリーズを紹介したのですが、ステッピングモータと比べて何が違うのかがわかりにくいと言われてしまって・・・ |
豆大福先生 |
そうか、それも困ったね。 |
入間君 |
はい。困りました。 |
豆大福先生 |
ステッピングモータは配線して簡単な設定をするだけで使えることができるので、主に搬送用や簡単な位置決め用に色々な機械や設備で使われていることは知っているね。 |
入間君 |
はい、そうですね。私の担当するお客様でもステッピングモータを使ってる方がいらっしゃいます。 |
豆大福先生 |
一方、サーボというのは高速な動作や正確な動作が可能な反面、様々なお客様の要望に応えるために色々な機能が搭載され、それらの機能を使う為の設定が必要になる。 |
入間君 |
そうですね。最近のサーボは本当に高性能ですからね。 |
豆大福先生 |
JUNMAシリーズというのは、調整なしでサーボの性能が得られるという、
まさに都合良く「いいとこ取り」しちゃった製品なんだ。 |
入間君 |
それが「つなげばパッ、スグ動く」ということですね。 |
豆大福先生 |
そうじゃそうじゃ。 |
入間君 |
両方ともパルス指令で動く位置制御用のモータですよね?
どんな特徴の差があるんですか? |
豆大福先生 |
入間君、JUNMAシリーズはサーボだから、ステッピングモータに比べて色々な利点がある。
入間君もステッピングモータの問題点については聞いたことがあるね?
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入間君 |
ステッピングモータの問題点と言えば脱調ですね。 |
豆大福先生 |
そうだね、一般的にステッピングモータはオープンループ制御のために急激な加減速をしようとすると脱調、つまりモータの制御が出来なくなってしまうね。 |
入間君 |
はい。 |
豆大福先生 |
でもJUNMAシリーズはクローズドループ制御だから、急な加減速時も指令に対して追従するように制御できるのじゃよ。 |
入間君 |
これはやはり有利ですね。 |
豆大福先生 |
ステッピングモータの2つ目の問題は振動と騒音だね。ステッピングモータはステップ角と言われる細かい角度づつ回転するので振動や騒音がサーボモータと比べて大きいんだ。 |
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入間君 |
そうでしたね。 |
豆大福先生 |
一方JUNMAシリーズは高分解能エンコーダで精密な位置検出を行うため、なめらかな動きが可能なのだよ。 |
入間君 |
あぁ、もう全然違いますね~ |
豆大福先生 |
ステッピングモータの3つ目の問題は停止時の発熱が高い、つまりロスが大きいと言うことだね。 |
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入間君 |
JUNMAシリーズの方が、熱くなりにくくて、運転効率が良いですね。 |
豆大福先生 |
更にJUNMAシリーズは最大指令周波数が高く、モータの瞬時最大トルクが定格トルクの300%まで出せるから、タクトタイムを短縮したい、つまり生産性を上げたい場合には最適なんだよ。 |
入間君 |
似ているような製品だと思っていましたがJUNMAシリーズにはたくさんのメリットがあるんですね。 |
豆大福先生 |
入間君は「ステッピングモータ並みの簡単さでサーボの性能が得られる」、という点をお客様にしっかり伝えなくちゃいけないね。 |
入間君 |
そうなんですね。最近のサーボは様々なお客様の要望に応えるために色々な機能が搭載されて、それらの機能を使う為の設定が必要になるとか、、最適な制御をするためのゲイン調整にも知識と経験が必要だと思い、結果として「サーボって難しい」と思っている人が多いんです。 |
豆大福先生 |
しかしJUNMAシリーズは、ステッピングモータのように簡単に使えて、なおかつサーボモータの性能を発揮できる、正に新しいコンセプトのサーボなんだ。 |
入間君 |
パラメータの設定もない。ゲイン調整も調整レス機能でサーボが自動でしてくれて、お客様の手をわずらわせる事もないんですね。すごいなぁ。 |
豆大福先生 |
e-メカサイトに掲載している「JUNMAシリーズプロモーションムービー」では、どれだけ簡単に高い性能が得られるか、分かり易く説明されているから、お客様に見てもらうとJUNMAシリーズの良さを更に理解してもらえると思うよ。 |
入間君 |
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わかりました!豆大福先生!
お客様にJUNMAシリーズの魅力を説明してきます!! |
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豆大福先生 |
良かった、良かった。
さ~て、今日は涼子ちゃんにもらったマンゴー生キャラメルを頂くとするか。
これもなかなか美味しいな~。
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