200912日号

新製品!安川システムインバータ「FSDrive-LV1H」の紹介
FSDrive-LV1H

安川電機は鉄鋼プラントなど複数のドライブ装置が使われるシステム用途に、高性能・高機能と高収納を実現した低圧システムインバータドライブ装置「FSDrive-LV1H」を2009年2月1日から販売開始いたしました。

 
システム用インバータドライブ装置には、小型化、高性能・高機能でシステム構築が容易な製品が求められています。
当社は、これまで蓄積したノウハウを継承し、使い易さと柔軟性を兼ね備えたフレキシブルシステムドライブ FSDrive-LV1H を製品化しました。FSDrive-LV1Hは、省スペース、PLC搭載でデータ処理能力の向上、保守・保全の合理化・省力化やネットワーク対応などの幅広いニーズに対応し、お客様に最高の可変速ドライブシステムを提供します。
0.4~45kWの容量では、引き出し形のユニットを多段積みした「FSDrive-LV1HM」と、55~160kWの容量では、インバータと周辺機器をコンパクトに収納したユニットを自立盤の中に固定した「FSDrive-LV1HF」の2種類のパネル構造を準備しています。

主な特長
 
■省スペース

新規に開発した世界最小クラスのインバータモジュールの採用、システムドライブに不可欠な機能のコンパクト化により、省スペース化を実現しました。容量の異なるユニットが同一パネル内に搭載可能で、システムに最適なユニット配置とスペース効率(当社従来比1.5倍の収納率)の向上が図れます。 加えて、フロントアクセス構造のため、パネル背面の作業スペースも不要です。

 
■省メンテナンス

FSDrive-LV1HMは着脱容易な引出しユニット構造を採用し、メンテナンスが容易です。万一の故障時でもユニット単位での交換が容易な構造により、復旧時間を大幅に短縮できます。
ディジタルオペレータが装備されており、故障状態が表示されるため、故障箇所の発見が容易です。

 
■高度な性能・機能を搭載
  1. PLC機能を搭載
    高性能プロセッサを採用したPLCにより処理能力を向上し、インテリジェントな運転が可能です。
  2. アドバンスト制御機能を搭載
    制振制御(トルクオブザーバ)などのアドバンスト制御を標準搭載しています。フレキシブルで高性能なドライブシステムの構築が容易です。
  3. 豊富な各種制御モード
     V/f制御、PG付きV/f制御、PGなしベクトル制御、PG付きベクトル制御、PM用PGなしベクトル制御、PM用PG付きベクトル制御に対応しています。
  4. 各種ネットワークに対応
     各ユニット間は、当社製高速通信(CP-215)で接続されます。  上位PLCとはアダプタを用いることでPROFIBUS-DP(※1)、当社フィールドネットワークCP-213などで接続可能です。
  5. 豊富なI/Oを準備
     D/I、D/O、アナログ入力、パルス入力等を準備しており、多様な制御に対応可能です。
※1 PROFIBUS-DPは、PROFIBUS User Organizationの商標です。
 
■質の高い予防保全を強化

インバータサポートツールにより、RAS機能を強化しています。
各ユニットのインバータ部にパソコンを接続し、インバータサポートツールを使用することで、定数設定・モニタ・故障表示などが可能です。
また、上位PLCにエンジニアリングワークステーションCP-717を接続し、CP-215に接続された全てのインバータの状態を監視することができます。

 

主な用途
 
・鉄鋼の連続鋳造設備、冷延設備、プロセスライン、荷役設備など
 

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