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よくあるご質問(FAQ)一覧

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CC-Link通信します。通信オプションカードSI-C3を使用し、インバータはPG付きベクトル制御で速度制御を行います。この時、インバータのトルクリミットを通信経由で運転中に随時変更することは可能でしょうか。 パラメータL7-01~L7-04(トルクリミット)の設定値を、命令コード+書込データで変更する方法では、毎回設定変更によるEEPROMの寿命が心配です。またL7-01~L7-04設定は運転中に変更できないのではないかと思います。

通信オプションからの トルク指令/トルクリミット選択(F6-06)の設定によりアナログ入力によるトルクリミットと通信からのトルクリミットを切り替えることができます。通信オプションからの トルク指令/トルクリミット選択(F6-06)=1にすれば、通信からのトルクリミットが有効になります(出荷設定では通信オプションからの トルク指令/トルクリミット選択(F6-06)=0でアナログ入力からのトルクリミットが有効となっています)。トルクリミット値は、拡張命令コード202Hに書き込むことで変更できます。この方法ではEEPROMには書き込まれませんので、寿命の心配はありません。 パラメータL7-01~L7-04はRAMエンターとすればEEPROMを変更することなくトルクリミットを調整できますが、運転中には変更ができません。

電源側にヒューズを設置するように推奨されています。A1000にはヒューズを設置する特別な理由がありますか?

インバータの主回路に、ハードによる短絡電流保護回路を設けていて、これで短絡保護を行います。A1000以前のインバータでは、IGBTの上下短絡保護回路がなく短絡保護をヒューズで行っていました。インバータの入力ダイオードの破損などが発生した場合は、A1000でも以前のインバータでも、保護に関しては同じ条件ですが、UL/CE規格ではこの入力ダイオードの短絡試験を行います。この場合、ブレーカーーは動作速度が遅いので、ブレーカーが動作する前にインバータ内のダイオードなどが破損した場合にインバータ周辺への二次災害が発生するおそれが出てきます。従ってダイオードが破損する前に保護するのが電源側に設置するヒューズです。今までは特に謳ってはいませんでしたが、それは、ダイオードの破損が発生する可能性が非常に小さいからです。しかしながら今回ヒューズを推奨した理由は、そのような可能性の低い事故が発生した場合でも、安全を期することを目的としてのことです。なお、インバータの入力端子とブレーカー間に短絡が発生した場合は、ケーブルの熱的な強度からブレーカーで保護することが可能です。

A1000とV1000の違いを教えてください。

A1000とV1000の主な仕様を以下に示します。  A1000 分類 汎用インバータ(高機能・高性能:大容量対応) 容量 200 V級 0.4 ~ 110 kW 400 V級 0.4 ~ 630 kW 制御モード 誘導モータ V/F制御(PG付き、PGなし) ベクトル制御(PG付き、PGなし) 同期モータ ベクトル制御(PG付き、PGなし1、PGなし2) 他社同期モータも制御可能 IPMモータであれば、センサレスでゼロ速200%トルクを実現、 さらにセンサレスで位置決め制御も可能 IP54タイプも準備予定 I/O点数 デジタルIn8点、デジタルOut4点、 アナログIn3点、アナログOut2点、 セーフテイ入力2点、セーフテイ出力1点、 パルス列入力1点、パルス列出力1点 V1000 分類 汎用小型インバータ(ローコスト高機能・省サイズ:中小容量対応) 容量 200 V級 0.1 ~ 18.5 kW(ただしND定格) 400 V級 0.2 ~ 18.5 kW(ただしND定格) 単相200 V 0.1 ~ 3.7kW 制御モード 誘導モータ V/F制御(PGなし) ベクトル制御(PGなし) 同期モータ ベクトル制御(PGなし) 安川同期モータを制御可能 (他社モータの制御は詳細検討および評価試験が必要) 同期モータの始動トルクは、10%速度で50%トルク (調整で100%までは出力可能) フィンレス、NEMA4タイプ準備しています。 I/O点数 デジタルIn7点、デジタルOut3点、 アナログIn2点、アナログOut1点、 セーフテイ入力1点、 パルス列入力1点、パルス列出力1点

データ受信エラー時の処理とはどういうものですか?

データ受信時に通信エラーを検出した場合、エラー内容を保持レジスタ番号「003DH」に記憶します。通信エラーを検出した場合、インバータからの返信は行いません。通信エラーの内容は、異常リセット指令が入力されるまで、通信エラーの内容のORがレジスタ番号「003DH」に格納されます。異常リセット指令は、デジタルオペレータ、制御回路入力端子(多機能入力選択で異常リセットが選択されているときのみ)、及び通信の運転操作信号(保持レジスタ番号「0001H」)の異常リセットから入力することができます。通信待機中(“CALL” や“CAL”点滅表示中)に発生した通信エラーも、保持レジスタ番号「003DH」にORで記憶されます。ただし、その後PLCから正常なデータを受信した時点で、保持レジスタ番号「003DH」の内容は自動的にクリアされます。・CRCエラー   PLCからの送信データのCRC不良 ・データ長不良   PLCからの送信データのデータ長が不正 ・パリティエラー   パリティエラー発生 ・オーバーランエラー   1キャラクタ受信した後、マイコンがシリアル回路の受信バッファからその受信データを読み出す前に 次のデータを受信してしまった場合に発生するエラーです。通信のボーレートが速く、PWMキャリア周 波数が高い場合に発生する可能性があります(PWM割り込み優先のため)。その場合ボーレートを下げ てもらう必要がありますが、いままでオーバーランエラーは経験ありません。 ・フレームエラー   ストップビット(通常“H”)が“L”のとき発生するエラーです。ボーレートの設定、パリティの設定 が合っていないときによく発生します。 ・タイムオーバエラー   タイムオーバ検出「あり」に設定すると、PLCから一度正常なデータを受信してから、正常なデータを 受信しない時間が2秒を越えると、タイムオーバになります。タイムオーバを検出すると、“CE”を表 示し、異常信号をONして、定数 H5-04の設定に従って停止または運転を継続します。

モータ定格電流の150%の電流が流れたにもかかわらず、過負荷保護が働かずにモータが焼けてしまった。サーマルで保護できない理由を知りたい。以前コンタクトセンタに問い合わせたところ、運転の状態によって電子サーマルの検出はしない場合があるといわれた。どのような場合に検出しないのでしょうか?モータ定格電流の150%の電流が流れたにもかかわらず、過負荷保護が働かずにモータが焼けてしまった。サーマルで保護できない理由を知りたい。以前コンタクトセンタに問い合わせたところ、運転の状態によって電子サーマルの検出はしない場合があるといわれた。どのような場合に検出しないのでしょうか?

電子サーマルは、パラメータの設定で電子サーマル無効にしない限り、どの運転状態でも検出しています。 モータが保護できず焼ける原因としては、モータの定格電流の設定誤り、汎用モータであるのにインバータモータに設定した、などがあります。また過負荷で停止するたびに電源を切るような場合もモータ焼損の原因になります。 電源を切りますと、そのたびにコールドスタートになり、ホットスタートではモータ定格電流の150%が流れた時1分で動作するところが7分かかってしまうため、保護できずにモータが焼けることが起こります。

どのようなフィールドネット通信に対応していますか? Modbus通信(MEMOBUS通信)、MECHATROLINKⅡ通信、MECHATROLINKⅢ通信、CC-Link通信、DeviceNet通信、PROFIBUS-DP通信、CANopen通信、EtherCAT通信、EtherNet/IP通信、Modbus TCP/IP通信、PROFINET通信、LONWORKS通信、Multi Protocol EtherNet通信(Modbus TCP/IP、EtherNet/IP、EtherCAT、BACnet/IP)通信ができますか。

Modbus通信(MEMOBUS通信):インバータ標準搭載 MECHATROLINKⅡ通信:オプションカードSI-T3が必要 MECHATROLINKⅢ通信:オプションカードSI-ET3が必要 CC-Link通信:オプションカードSI-C3が必要 DeviceNet通信:オプションカードSI-N3が必要 PROFIBUS-DP通信:オプションカードSI-P3が必要 CANopen通信:オプションカードSI-S3が必要 EtherCAT通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-ES3が必要 EtherNet/IP通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-EN3が必要 Modbus TCP/IP通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-EM3が必要 PROFINET通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-EP3が必要 LONWORKS通信:オプションカードSI-W3が必要 オプションカードJOHB-SMP3は1枚でModbus TCP/IP, EterhNet/IP, PROFINET, EtherCAT, BACnet/IP通信に対応しています。ただし、インバータA1000はBACnet/IP通信には対応していません。 ※オプションカードを使用する場合、インバータのファームウェアバージョンアップが必要な場合があります。

どのようなフィールドネット通信に対応していますか? Modbus通信(MEMOBUS通信)、MECHATROLINKⅡ通信、MECHATROLINKⅢ通信、CC-Link通信、DeviceNet通信、LonWorks通信、PROFIBUS-DP通信、CANopen通信、EtherCAT通信、EtherNet/IP通信、Modbus TCP/IP通信、PROFINET通信、Multi Protocol EtherNet通信(Modbus TCP/IP、EtherNet/IP、PROFINET、EtherCAT、BACnet/IP)通信ができますか。

Modbus通信(MEMOBUS通信):インバータ標準搭載 MECHATROLINKⅡ通信:オプションカードSI-T3が必要 MECHATROLINKⅢ通信:オプションカードSI-ET3が必要 CC-Link通信:オプションカードSI-C3が必要 Device Net通信:オプションカードSI-N3が必要 LonWorks通信:オプションカードSI-W3が必要 PROFIBUS-DP通信:オプションカードSI-P3が必要 CAN open通信:オプションカードSI-S3が必要 Ether CAT通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-ES3が必要 EtherNet/IP通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-EN3が必要 Modbus TCP/IP通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-EM3が必要 PROFINET通信:オプションカードJOHB-SMP3 または SI-EP3が必要 BACnet/IP通信:オプションカードJOHB-SMP3が必要 オプションカードJOHB-SMP3は1枚でModbus TCP/IP, EterhNet/IP, PROFINET, EtherCAT, BACnet/IP通信に対応しています。 ※GA500でオプションカードを装着する場合、別途通信オプションケースJOHB-GA50が必要です。 ※オプションカードを使用する場合、インバータのファームウェアバージョンアップが必要な場合があります。