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よくあるご質問(FAQ)一覧

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ユーザ変数の種類と値の入力可能範囲について教えてください。

ユーザー変数の種類と値の入力可能範囲を下記に示します。 名称:バイト型(B変数) 変数割付範囲:B000~B099(初期値) 入力範囲: 0 ~ 255 主な使用例:入出力信号の結果格納等 名称:整数型(I変数) 変数割付範囲:I000~I099(初期値) 入力範囲: -32768 ~ 32767 主な使用例:Mレジスタの数値格納等 名称:倍精度型(D変数) 変数割付範囲:D000~D099(初期値) 入力範囲: -2147483648 ~ 2147483647 主な使用例:位置データの格納等 名称:実数型(R変数) 変数割付範囲:R000~R099(初期値) 入力範囲:: -3.4E+38 ~ 3.4E+38 主な使用例:数値計算データの格納等 名称:文字型(S変数) 変数割付範囲:S000~S099(初期値) S変数のみ使用するコントローラで最大入力文字数が変わります。 【NX100/DX100/FS100コントローラ】  入力範囲:文字(半角16 文字まで) 主な使用例:表示文字列の格納等 【DX200/YRC1000/YRC1000microコントローラ】  入力範囲:文字(半角32 文字まで) 主な使用例:表示文字列の格納等 名称:位置型(P変数) 変数割付範囲:P000~P127(初期値) 入力範囲:パルス型、または、XYZ型の数値 主な使用例:教示位置の格納等 名称:位置型(BP変数) 変数割付範囲:BP000~BP127(初期値) 入力範囲:パルス型、または、XYZ型の数値 主な使用例:教示位置の格納等 ※ベース軸が存在する場合に使用可 名称:位置型(EX変数) 変数割付範囲:EX000~EX127(初期値) 入力範囲:パルス型 主な使用例:教示位置の格納等 ※ステーション軸が存在する場合に使用可 名称:論理型(FL変数) 変数割付範囲:FL0000~FL1023(初期値) 入力範囲: ON または OFF   ※YRC1000,YRC1000microで使用可 名称:タイマー型(TM変数) 変数割付範囲:TM000~TM059 入力範囲:-2147483648 ~ 2147483647  ※DN1.60-00以降のDX200,YRC1000,YRC1000microで使用可 

ブレーキ地絡判定の操作について教えてください。

ブレーキライン地絡判定機能とは・・・ ブレーキラインに制御電源ユニットの容量を超える電流が流れた場合、制御電源ユニットの保護回路により DC+24V 電源が遮断され、「AL1683 電源装置 24V 異常 ( サーボ )」が発生します。 本機能は、「AL1683 電源装置 24V 異常(サーボ)」の発生後に、どの軸のブレーキラインにて地絡等の異常が発生したのかを特定する機能です。 プログラミングペンダントからの操作により1軸ずつ判定することで、どの軸のブレーキラインに異常が発生しているかを特定することができます。 ■操作条件: ・コントローラの状態:制御電源投入時に正常に立ち上がっていること ・モード:ティーチモードのみ ・サーボ OFF していること ・非常停止信号が入信していないこと(ペンダント、コントローラ、外部信号) ■ブレーキライン地絡判定操作手順: ①メインメニュー【システム情報】→【セキュリティ】より【管理モード】へ変更。 *パスワードは「9999999999999999」9x16桁です。 ②メインメニュー【ロボット】→【ブレーキライン地絡判定】を選択。 ③サブ画面【ブレーキライン地絡設定を行いますか】で【はい】を選択。 ④ブレーキライン地絡判定を行いたい軸にカーソルを移動し「サーボオンレディ」を押した後に、「イネーブルスイッチ(DSW)」を握り(サーボONはしません)「インタロック」+「選択」を押し続けることで、ブレーキライン地絡判定が行われます。 ⑤ブレーキライン地絡の検出 – ブレーキラインの地絡または短絡が検出された場合、 「AL1694 ブレーキライン地絡検出(メンテナンス)」が発生します。 アラームが発生した軸のブレーキライン調査が必要です。 *本機能はDX200以降の機種に実装されております。

メンテナンスモードで保存するCMOS(CMOS.BIN)と通常モードで保存するCMOS一括(CMOS**.HEX)、の違いを教えてください。

【CMOS.BIN】 ・データ保存範囲:ロボットコントローラで使用する全領域のバイナリデータになります。 ただしMotoPlus機能,PPカスタマイズ機能等のお客さまで開発された実行モジュールやユーザー定義ファイル・アラーム詳細カスタマイズ機能については、この対象外です。 ・保存目的:基板交換/異常発生時等のロボットコントローラの内部データの復旧用に使用します。 ※NX100/DX100/FS100 では起動時のモードをメンテナンスモードで起動時にのみ本ファイルをセーブできます。DX200/YRC1000/YRC1000micro では、起動時のモードに関係なく、システムバックアップ(CMOS.BIN)でセーブすることができます。  【CMOSxx.HEX】 ・データ保存範囲:通常モードでセーブが可能な「ジョブ」「条件ファイル」「パラメータ一括」「システムデータ」「I/Oデータ」などのデータを一つのファイルにまとめたものです。 本データには、メンテナンスモードで設定を行う、ロボットの機種設定や外部軸設定の設定情報等は含まれません。 ※DX200以降のコントローラでは、CMOS.HEXファイルのセーブメニューは表示されません。その代わりに、上記記載した CMOS.BIN ファイルがセーブ可能となります。  

セキュリティモードの変更手順を教えてください。

■セキュリティ変更手順: ➀プログラミングペンダントの画面より「システム情報」を選択し、サブメニューの【セキュリティ】を選択します。 ②「セキュリティ」画面が表示され、モードに現在のセキュリティモードが表示されています。 プログラミングペンダントの「選択」キーを押下するとプルダウンメニューが表示され、変更することができるセキュリティモードが表示されます。 変更したいセキュリティモードにカーソルを合わせ、「選択」キーを押下します。 ③必要な場合には、パスワード入力状態に移行します。 プログラミングペンダントのテンキーでパスワードを入力し、「エンタ」キーを押下します。 ④セキュリティモードが変更されます。 詳細は、ロボットコントローラ取扱説明書の「セキュリティモード」をご参照ください。 セキュリティモードの種類: ・操作モード:ライン稼働中のロボット動作監視を行う操作者向けのセキュリティモードです。 ・編集モード:教示作業を行う操作者向けのセキュリティモードです。ジョブの編集及び各種動作ファイルの編集が行えます。 ・管理モード:システムのセットアップ及び保守を行う操作者向けのセキュリティモードです。        コントローラ内設定管理が行えます。 ・安全モード:システムの安全管理を行う操作者向けのセキュリティモードで、安全機能関連ファイルの        編集が行えます。 ※セキュリティモードの種類はロボットコントローラによって異なります。(安全モード、ワンタイムセキュリティモード:DX200,YRC1000,YRC1000microのみ存在します) 工場出荷時のセキュリティモードのパスワードは以下の通りです 【編集モード】・NX100、DX100の場合:00000000  (0が8回)         ・DX200、YRC1000、YRC1000micro:0000000000000000  (0が16回) 【管理モード】・NX100、DX100の場合:99999999  (9が8回)        ・DX200、YRC1000、YRC1000micro:9999999999999999  (9が16回) 【安全モード】・DX200、YRC1000、YRC1000micro:5555555555555555  (5が16回) ※パスワードは変更することができます。  変更方法は、ロボットコントローラ保守要領書の「ユーザID」をご参照ください。

「位置確認を行ってください」「位置確認が行われておりません」と表示されます。対処方法を教えてください。

プログラミングペンダントにて位置確認操作が必要です。 位置確認操作の詳細に関してはロボットコントローラ保守要領書の「第2原点の設定」をご参照ください。 *位置確認操作でロボットが動作しない場合は、YASKAWAコンタクトセンタへご連絡ください。 ■操作手順: 「位置確認」操作はロボットを第二原点位置に移動させる必要があります。操作の際にはロボットが周辺機器等と干渉しないよう確認を行いながら動作させてください。 ➀コントローラを「ティーチモード」に設定します。 ②プログラミングペンダントの画面より「メニュー」を選択し、【ロボット】→【第二原点】を選択し、「第2原点位置」画面を表示します。(図1) ③サーボ電源を投入し、プログラミングペンダントの「ネクスト」キーを押下して、すべての軸のパルス差が0になるまで移動させてください。 ※「ネクスト」キーの動作で周辺機器と干渉する場合には各軸操作で回避してください ※速度と動作は、「手動速度」と「座標系」に依存します。 ④画面上部のサブメニューより【データ】を選択し、【位置確認】を選択します。(図2) ⑤「位置確認操作が行われました」のメッセージがメッセージ欄に表示されましたら、作業完了です ※複数の制御グループが存在する場合には、操作手順2で対象の制御グループを表示し、操作手順⑤までを繰り返してください。 このメッセージが表示されるのは、制御電源オフと制御電源オンの時の絶対値エンコーダのアブソリュート回転量データが異なる場合に発生するアラームが発生したことを示しています。 安全性を確保するために、このアラーム発生後は「位置確認」操作を行わないとプレイバックやテスト運転ができないようになっております。

CC-Link、DeviceNet、EthernetI/P通信で専用入出力、汎用入出力を割り付ける方法を教えてください。

CC-Link、DeviceNet、EtherNet/IP等の信号は外部入出力信号にしか割付けられませんので、これらの機能追加を行った後、外部入出力信号を CIOラダープログラムにより専用入出力信号や外部入出力信号に割付ける必要があります。 標準の CIOラダープログラムでは、外部入出力信号の先頭から 40点(外部入力信号:#20010 ~ #20057、外部出力信号:#30010 ~ #30057)について、I/O端子台にロボットの用途(アーク用途、電動ガン用途など)に応じた信号の割付けが行われています。 CC-Link等の機能追加を行った場合、標準の CIOラダープログラムでは機能追加を行った CC-Link等に I/O端子台に割付けた後の汎用入出力信号の割付けが行われています。この部分の割付けを変更したい場合は、CIOラダープログラムの変更を行ってください。 I/O端子台に割付いている信号を、機能追加を行った CC-Link等で使用するためには、CIOラダープログラムを変更するか、追加した機能と外部入出力信号の割付けを外部入出力信号割付機能の手動設定で変更する必要があります。外部入出力信号割付けの詳細は YRC1000 取扱説明書の「12.2 外部入出力信号割付機能」を参照してください。なお、この手順は CC-Link等の機能追加の設定手順にも記載していますので、CC-Link等、追加する機能の説明書を併せて参照してください。

DeviceNet、Ethernet I/P用の EDSファイルの入手方法を教えてください。

DeviceNet/EtherNet/IP の EDSファイルは、弊社e-メカサイトのダウンロード>各種ファイル>ロボットからダウンロードすることが可能です。 また、DeviceNet/EtherNet/IP が設定されているロボットコントローラからファイルとして取得することもできます。 ■操作手順: ①プログラミングペンダントの「メインメニュー」キーを押下しながら制御電源を投入し、メンテナンスモードを起動します。 ②プログラミングペンダントに外部記憶装置として使用する SDカードまたは USBメモリを装着します。 ③【外部記憶】から【デバイス】を選択し、装着したデバイスを選択します。 ④【外部記憶】から【セーブ】を選択します。 ⑤「EDS/GSDファイルセーブ」を選択します。 ⑥必要なファイルにカーソルを合わせて選択を押すと、該当ファイルに「★」マークが付きます。 ⑦「エンター」キー を押下すると確認ダイアログボックスが表示されます。 ⑧「はい」を選択すると装着したデバイスに EDSファイルが保存されます。 ※ EtherNet/IP通信の場合、下記にご注意ください。  1)「インスタンス番号」という設定項目の入力範囲によって使用する EDSファイルが異なります。  「EDS/GSDファイルセーブ」画面に表示される下記のものを選択してください。 0~255 の場合:「Ethernet/IP CPU」を選択してください。 0~65534 の場合:「Ethernet/IP CPU(Instance Size 2 byte)」を選択してください(YAS2.82.00A-00以降のみ)。  2) メンテナンスモードで設定したインスタンス番号やインスタンスサイズは EDSファイルには反映されません。 PLC側での通信設定時に、メンテナンスモードで設定したインスタンス番号やインスタンスサイズを設定してください。

DeviceNet、Ethernet I/P用のEDSファイルの入手方法を教えてください。

DeviceNet/EtherNet/IP の EDSファイルは、弊社e-メカサイトのダウンロード>各種ファイル>ロボットからダウンロードすることが可能です。 また、DeviceNet/EtherNet/IP が設定されているロボットコントローラからファイルとして取得することもできます。 ■操作手順: ①プログラミングペンダントの「メインメニュー」キーを押下しながら制御電源を投入し、メンテナンスモードを起動します。 ②プログラミングペンダントに外部記憶装置として使用する SDカードまたは USBメモリを装着します。 ③【外部記憶】から【デバイス】を選択し、装着したデバイスを選択します。 ④【外部記憶】から【セーブ】を選択します。 ⑤「EDS/GSDファイルセーブ」を選択します。 ⑥必要なファイルにカーソルを合わせて選択を押すと、該当ファイルに「★」マークが付きます。 ⑦「エンター」キー を押下すると確認ダイアログボックスが表示されます。 ⑧「はい」を選択すると装着したデバイスにEDSファイルが保存されます。 ※EtherNet/IP通信の場合、下記にご注意ください。 1)「インスタンス番号」という設定項目の入力範囲によって使用する EDSファイルが異なります。 「EDS/GSDファイルセーブ」画面に表示される下記のものを選択してください。 0~65534 の場合:「Ethernet/IP CPU」を選択してください。 0~255 の場合:「Ethernet/IP CPU(Instance Size 1 byte)」を選択してください(YBS1.10.00A-00以降のみ)。 なお、初期(YBS1.07.00A-00未満)のソフトウェアに限り「Ethernet/IP CPU」が 0~255用となります。 2) メンテナンスモードで設定したインスタンス番号やインスタンスサイズはEDSファイルには反映されません。 PLC側での通信設定時に、メンテナンスモードで設定したインスタンス番号やインスタンスサイズを設定してください。

通信するI/O点数を増やす事が可能か教えてください。

YRC1000micro で取り扱える IO の最大点数は入力/出力とも 1024点です。このうち 8点は標準 IO として割付け済のため、残りの 1016点をオプション基板あるいはオプション機能に割付けて使用できます。オプション基板(オプション機能)毎に通信ステータスが 8点必要となることにご留意ください。これらの標準 IO、通信ステータスを含めた入力/出力の総点数が 1024 を超えることはできません。 IO 点数を増やすためには、まず IO 通信を行うオプション基板(オプション機能)をご購入いただき、基板の追加および設定(あるいは機能の有効設定)を行う必要があります。 すでにオプション基板(オプション機能)を使用されている場合には、各設定値の最大値までは増やすことが可能です。 なお、オプション基板(オプション機能)を複数使用した場合でも上記の総点数 1024 を超えることはできません。 SST-CCS-PCIE(オプション基板): IN/OUT 各 880点 (4局占有/拡張サイクリック 8倍設定)                 : レジスタ入出力 各 128個 (4局占有/拡張サイクリック 8倍設定) SST-DN4-PCIE(オプション基板): IN/OUT 各 1008点 (126byte) EthernetCAT (オプション基板): IN/OUT 各 992点 (31DWord) EtherNet/IP  (オプション機能): IN/OUT 各 1008点 (126byte)

CC-Link、DeviceNet、EthernetI/P通信で専用入出力、汎用入出力を割り付ける方法を教えてください。

CC-Link、DeviceNet、EtherNet/IP等の信号は外部入出力信号にしか割付けられませんので、これらの機能追加を行った後、外部入出力信号を CIOラダープログラムにより専用入出力信号や外部入出力信号に割付ける必要があります。 標準の CIOラダープログラムでは、外部入出力信号の先頭から 40点(外部入力信号:#20010 ~ #20057、外部出力信号:#30010 ~ #30057)について、I/O端子台にロボットの用途(アーク用途、電動ガン用途など)に応じた信号の割付けが行われています。 CC-Link等の機能追加を行った場合、標準の CIOラダープログラムでは機能追加を行った CC-Link等に I/O端子台に割付けた後の汎用入出力信号の割付けが行われています。この部分の割付けを変更したい場合は、CIOラダープログラムの変更を行ってください。 I/O端子台に割付いている信号を、機能追加を行った CC-Link等で使用するためには、CIOラダープログラムを変更するか、追加した機能と外部入出力信号の割付けを外部入出力信号割付機能の手動設定で変更する必要があります。外部入出力信号割付けの詳細は DX200取扱説明書の「12.2 外部入出力信号割付機能」を参照してください。なお、この手順は CC-Link等の機能追加の設定手順にも記載していますので、CC-Link等、追加する機能の説明書を併せて参照してください。

DeviceNet、Ethernet I/P用のEDSファイルの入手方法を教えてください。

DeviceNet/EtherNet/IP の EDSファイルは、弊社e-メカサイトのダウンロード>各種ファイル>ロボットよりダウンロードすることが可能です。 また、DeviceNet/EtherNet/IP が設定されているロボットコントローラからファイルとして取得することもできます。 ■操作手順: ①プログラミングペンダントの「メインメニュー」キーを押下しながら制御電源を投入し、メンテナンスモードを起動します。 ②プログラミングペンダントに外部記憶装置として使用する CFカードまたは USBメモリを装着します。 ③【外部記憶】から【デバイス】を選択し、装着したデバイスを選択します。 ④【外部記憶】から【セーブ】を選択します。 ⑤「EDSファイルセーブ」を選択します。 ⑥必要なファイルにカーソルを合わせて選択を押すと、該当ファイルに「★」マークが付きます。 ⑦「エンタ」キー を押下すると確認ダイアログボックスが表示されます。 ⑧「はい」を選択すると装着したデバイスに EDSファイルが保存されます。 ※EtherNet/IP通信の場合、下記にご注意ください。 1) メンテナンスモードで設定したインスタンス番号やインスタンスサイズは EDSファイルには反映されません。 PLC側での通信設定時に、メンテナンスモードで設定したインスタンス番号やインスタンスサイズを設定してください。

CC-Link、DeviceNet、EthernetI/P通信で専用入出力、汎用入出力を割り付ける方法を教えてください。

CC-Link、DeviceNet、EtherNet/IP等の信号は外部入出力信号にしか割付けられませんので、これらの機能追加を行った後、外部入出力信号を CIOラダープログラムにより専用入出力信号や外部入出力信号に割付ける必要があります。 標準の CIOラダープログラムでは、外部入出力信号の先頭から 40点(外部入力信号:#20010 ~ #20057、外部出力信号:#30010 ~ #30057)について、I/O端子台にロボットの用途(アーク用途、電動ガン用途など)に応じた信号の割付けが行われています。 CC-Link等の機能追加を行った場合、標準の CIOラダープログラムでは機能追加を行った CC-Link等に I/O端子台に割付けた後の汎用入出力信号の割付けが行われています。この部分の割付けを変更したい場合は、CIOラダープログラムの変更を行ってください。 また I/O端子台に割付いている信号を機能追加を行った CC-Link等で使用するためには、CIOラダープログラムを変更する必要があります。 例として、I/O端子台の信号(入力:40点/出力:40点)を CC-Link基板の IO信号部分へ割付け変更する場合を説明します。 <概要> I/O端子台から入力する信号(外部入力信号:#20010 ~ #20057)をCC-Link(#20070 ~ #20117)へ割付け変更するI/O端子台へ出力する信号(外部出力信号:#30010 ~ #30057)をCC-Link(#30070 ~ #30117)へ割付け変更する <CIOラダープログラムの具体的な変更内容> ①CC-Linkへの割付け部分を削除する GSTR #20070(CC-Link基板からの信号入力)⇒ 出力先(GOUT)の行を含めて削除 同様に #20080 ~ #20110 に関する部分を削除 GOUT #30070(CC-Link基板への信号入力)⇒ 入力元(GSTR)の行を含めて削除 同様に #30080 ~ #30110 に関する部分を削除 ②I/O端子台に割付いた信号をCC-Linkへ割付け変更する STR #20010(I/O端子台からの入力)⇒ #20070(CC-Link基板からの入力)へ割付変更 同様に #20011 ~ #20057 の信号を #20071 ~ #20117 へ割付変更 OUT #30010(I/O端子台への出力)⇒ #30070(CC-Link基板への出力)へ割付変更 同様に #30011 ~ #30057 の信号を #30071 ~ #30117 の割付変更

制御電源を投入するとメンテナンスモードで起動してしまいます。

■発生原因: 内部データ破壊により、通常起動ができない状態に陥っている可能性があります。 下記要因から内部データが破損する可能性があります。 ・制御盤内バッテリー消耗によるデータ破壊。 ・NIF基板、NCP基板、NCP基板の CF、CPS電源ユニットなどハードが起因したデータ破壊。 ■調査/確認内容: ・内部データの初期化とデータ復元が必要となります。 ①バックアップデータの有無をご確認ください(CMOS.bin、または個別データ)。 ②NIF基板のバッテリーアラーム LED をご確認ください。 ⇒ NIF基板:7セグ LED の左上の LED が赤点灯していれば、盤内バッテリーの電圧低下を意味します。 この場合、まずは盤内バッテリーを交換してください。 ③システムコンフィグレーションの初期化。 ⇒【メンテナンスモード】にてシステムコンフィグレーションの初期化が必要ですが、お客様では操作できません。 YASKAWAコンタクトセンタまでご相談ください。 ④現象発生前の CMOS.bin のロード。 ※個別データでの復元時はデータのロード手順が重要になりますので、YASKAWAコンタクトセンタまでご連絡ください。 注1)バックアップデータが無い場合、初期化作業後は工場出荷時の状態に戻ります。

トルクセンサの原点設定手順を教えてください。

■操作手順: ➀セキュリティモードを【安全モード】に変更します。 ②軸操作にて、調査対象の軸にかかる重力トルクが理論上ゼロになるような姿勢を取ります。(図1) ※システムソフトウェアバージョンが YAS 2.95 以降または YBS 2.32 以降の場合は、②の操作は不要です。任意の姿勢で実行可能です。 ③メインメニュー:【安全機能】より【トルクセンサ原点位置】を選択します。(図2) ④設定する軸を選択します(全軸対象の場合、画面上部【編集】より【全ての軸を選択】を選択します)。 ⑤確認ダイアログ表示後、【はい】を選択します。 ⑥画面下面の【リードバック】を押すと、【書き込み】と【キャンセル】が表示されます。 【リードバック】: 設定したデータが外力監視基板に転送されます。 【書き込み】: 外力監視基板に設定された対象ファイルの設定を記憶します。 【キャンセル】: 対象ファイルを破棄して元の状態に戻します。 ⑦【書き込み】を選択時、「ファイルを更新してよろしいでしょうか」というダイアログが表示されます。 ⇒「はい」を選択すると、外力監視基板に転送されたデータと対象ファイルの設定データが一致している場合に、外力監視基板に対象ファイルの設定が記憶されます。 ⇒「いいえ」を選択すると、外力監視基板にファイルの設定は記憶されません。 ※【書き込み】を押して、確認ダイアログ「ファイルを更新してよろしいですか?」で「はい」を選択するまでは、設定したデータは確定されません。 詳細は、YRC1000 / YRC1000micro 協働運転説明書 [HW1484763] 5.2項をご参照ください。

AL4511 落下量許容範囲異常とはどのようなアラームでしょうか。

AL4511 落下量許容範囲異常はサーボON時に、前回サーボOFF時と今回サーボON時のロボット位置の パルス差が許容パルスを超えた場合に発生します。 ロボット製品を輸送後の初回電源投入時に発生する場合は、輸送時の振動によってロボット位置が許容パルスを 超えたことによって発生したものと考えられます。 生産稼働でご使用いただいているロボットにおいてサーボON時に本アラームが発生する場合には、該当軸モータの ブレーキ性能劣化によって発生している可能性が考えられます。 発生軸の確認はプログラミングペンダントの操作で行うことが可能です。 ・ロボット⇒落下量(セキュリティーレベルは管理モード以上)  落下量許容範囲異常アラームの積算回数が軸別で表示されます。 セキュリティーレベルの変更につきましては、「FAQ-01027 セキュリティーモードの変更手順を教えてください」を ご参照ください。 トラブル対応の際にアブソリュートデータを書き換えた後にサーボ電源を投入すると、AL4511 落下量許容範囲 異常が発生するがございます。以下場合は故障によるアラーム発生ではございません。 ・エンコーダバックアップアラーム修復機能によるアブソリュートデータ復旧後の初回サーボON ・アブソリュートデータを手入力によるデータ変更後の初回サーボON また、安全にロボットをご使用いただくため、お客さまの方で落下量許容パルスの設定変更はできません。 詳細につきましては、「FAQ-01193 ユーザー側で落下量許容範囲異常の許容パルス値は変更可能ですか?」を ご参照ください。 詳細につきましては、以下マニュアルをご参照ください。 ・R-CHO-A114 YRC1000保守要領書 7.10 ロボット落下量許容範囲異常時の状態 ・R-CHO-A113 DX200保守要領書 7.10 ロボット落下量許容範囲異常時の状態 ・R-CHO-A108 DX100保守要領書 7.10 ロボット落下量許容範囲異常時の状態

AL4438 ジョブ未登録はどのようなアラームですか。

AL4438 ジョブ未登録はCALL命令やJUMP命令で実行しようとしたジョブが未登録の場合に発生します。 ジョブの登録方法につきましては、各コントローラ機種の操作要領書「3.ティーチング」をご参照ください。 アラーム発生したジョブ、ライン番号についてはアラーム経歴から確認可能です。 アラーム経歴の確認方法については「FAQ-01173 アラーム履歴を確認する方法を教えてください。」をご参照ください。 参考例を以下に記します。 (例1)「CALL JOB:品種99」 を実行時にAL4438 ジョブ未登録が発生した場合 ロボットコントローラ内のジョブ一覧に「品種99」ジョブが登録されていません。 (例2)「JUMP JOB:B000」 を実行時にAL4438 ジョブ未登録が発生した場合 JUMP JOB:B000はバイト型変数B000の設定値と同じジョブ名称へJUMPしますが ロボットコントローラ内のジョブ一覧にB000の設定値と同一のジョブが登録されていません。 B000の設定値をご確認いただくことでJUMP命令の実行ジョブが何かご確認ください。 (例3)「CALL JET#(1) ENTRY=I000」 を実行時にAL4438 ジョブ未登録が発生した場合 ジョブ登録テーブル番号#1のうち、整数型変数I000の設定値と同じ登録番号に 割り付けられたジョブがロボットコントローラ内のジョブ一覧に登録されていません。 ※ジョブ登録テーブルへの設定内容についてはジョブ⇒ジョブ登録テーブルよりご確認ください。

プログラミングペンダントに「原点位置合わせを行ってください」と表示されます。対処方法を教えてください。

ロボット軸または外部軸の原点位置データが消失したか、登録されていない状態です。エンコーダバックアップ異常のアラームが併発している場合の対処方法については、機内バッテリー交換後、FAQ-01030「エンコーダバックアップ修復操作手順を教えてください。」をご参照いただき復旧させてください。 エンコーダの異常発生時には、エンコーダの保持している値の信頼性が低下する為、「*」表示に設定される場合があります。 上記以外については、対象軸の原点位置合わせが必要です。 ■操作手順 ①セキュリティーを管理モードに変更する。 *FAQ-01027「セキュリティモードの変更手順を教えてください。」を参照してください ②【ロボット】⇒【原点位置】⇒【アブソリュートデータ】が「*」表示になっている軸は原点未登録状態です。 ③原点登録未完軸を原点位置(合いマーク)まで動作させる。 ④該当の選択軸〇を選択すると「原点位置合わせをしてよろしいですか?」のボップアップが表示されるので「はい」を 選択してください。アブソリュートデータに数字が入れば原点登録完了です。

EtherNet/IP通信をアダプターで設定する場合の手順を教えてください。

下記手順で設定可能です。 ■操作手順 ①メンテナンスモードで起動します。 *FAQ-31004「メンテナンスモードの立ち上げ方を教えてください。」を参照ください。 ②セキュリティーを管理モードに変更します。 *FAQ-01027「セキュリティモードの変更手順を教えてください。」を参照ください。 <EtherNet/IP(CPU 基板)の機能有効設定> ③メインメニューの【システム】:【設定】から、【オプション機能】を選択します。 ④【オプション機能】:EtherNet/IP(CPU 基板)の【詳細変更】を選択します。 ⑤EtherNet/IP(CPU 基板)設定画面を表示後、以下の設定を確認します。  EtherNet/IP(CPU 基板)【使用する(標準)】  ※使用しないになっている場合は、本オプション機能(EtherNet/IP(CPU 基板))をご購入いただく必要があります。 <EtherNet/IP(CPU 基板)のアダプター設定> ⑥EtherNet/IP(CPU 基板)全体設定画面の【アダプター】を選択します。 ⑦設定画面のアダプター設定を【使用する】に変更します。 ⑧入力サイズ/出力サイズに通信バイト数を設定します。  (標準設定として、コンフィグサイズは0word設定にします。) ⑨入力インスタンス、出力インスタンス、コンフィグインスタンスに、各インスタンス番号を設定します。 ⑩上記内容を設定後、【エンター】ボタンを押すと、EtherNet/IP(CPU 基板)全体設定画面に戻ります。 ⑪再度【エンター】を押すことで、「変更してよろしいですか」との確認ダイアログが表示されますので、【はい】を選択します。 ⑫I/Oモジュール画面が表示されたのち、【エンター】を押し、通信バイト数の設定値の確認を行います。 ⑬内容に誤りがなければ、再度【エンター】を押すことで、「変更してよろしいですか」との確認ダイアログが表示されますので、【はい】を選択します。 <EtherNet/IP(CPU 基板)の外部入出力設定> ⑭外部入出力設定画面が表示されます。 ⑮初期設定時は、【エンター】を3回押した後、「変更してよろしいですか」との確認ダイアログが表示されますので、【はい】を選択します。 <コントローラのIPアドレス設定> ⑯メインメニューの【システム】:【設定】から、【オプション機能】を選択します。 ⑰【オプション機能】:【LAN インターフェース設定】の【詳細変更】を選択します。 ⑱IPアドレス(LAN2) の設定を【手動で設定】にします。 ⑲IPアドレス(LAN2) のIPアドレス/サブネットマスクを設定します。 ⑳設定後、【エンター】を押すことで、「変更してよろしいですか」との確認ダイアログが表示されますので、【はい】を選択します。 <EDSファイルの作成> ㉑メインメニューの【外部記憶】:【セーブ】を選択します。 ㉒【EDS/GSD ファイルセーブ】を選択し、【EtherNet/IP CPU】を選択します。 ㉓【エンター】を押すことで、「変更してよろしいですか」との確認ダイアログが表示されますので、【はい】を選択します。 ※EDSファイルの内容は初期値の値となっています。 変更箇所については、当社e-メカサイト:ダウンロード:各種ファイルのEtherNet/IP EDSファイルの注意事項をご参照ください。  

ロボット機内/制御盤内バッテリー交換を行う際の注意点を教えてください。

各バッテリーは、データを保持するために搭載しています。 バッテリー交換の際には予備の電力が供給されている必要があります。 交換前にはデータが消失した場合に備えて、内部データの保存を推奨します。  制御盤内バッテリー:交換基板のバッテリー交換端子にバッテリーを接続してから、消耗したバッテリーを交換してください。  ロボット機内バッテリー:ロボットの保守要領書に従い、対象に電力を供給してからバッテリーを交換してください。 ※制御盤内バッテリーで保持していた内部データが消失した場合の復旧には、バックアップデータ(CMOS.BIN)が必要です。 CMOSデータについては、よくあるご質問:FAQ-01033「メンテナンスモードで保存するCMOS(CMOS.BIN)と通常モードで保存するCMOS一括(CMOS.HEX)、の違いを教えてください。」をご参照ください。 ①データセーブ(個別データ/CMOSデータ)の実施 ※データセーブの手順につきましては、各取扱説明書をご参照ください。 ②ロボット原点位置(現在位置パルスを全軸0パルス位置)に移動 ※各軸の原点位置データ消失時に復元を用意に上記作業を行います。 原点位置データ消失時は、現在の停止位置で、エンコーダバックアップ異常修復機能を行います。 操作手順は、よくあるご質問:FAQ-01030「エンコーダバックアップ修復操作手順を教えてください。」をご参照ください。